【湯山玲子】芸能界のご意見番が語る、「新・百貨店論」

2017/8/13
かつて伊勢丹は「憧れ」だった
──著述家の湯山さんは、東京都杉並区のご出身ですね。東京には百貨店がたくさんありますが、小さい頃はよく行かれたのですか。
私は東京都の久我山というところの生まれで、新宿にも渋谷にも近い場所に住んでいました。
しかも、1960年生まれで、まさに高度経済成長期が始まっていくところだったので、百貨店が「買い物の王者」だった頃に多感な時期を過ごしてきたんです。
当時の久我山って、昔からの日本的な伝統ということから切り離された、西洋的な生活を取り入れ始めた人が多い、割と裕福なエリアだったんですね。なので、小学校の同級生にもオシャレな子が多かったんです。