働き方改革や残業ゼロでも解決しない“帰宅恐怖症”の問題

2017/8/2
NewsPicksは、J-WAVE「STEP ONE」(毎週月~木 9:00~13:00)と連携した企画「PICK ONE」(毎週月~木 11:10~11:20)をスタートしました。
2日は、コラボラボ社長の横田響子さんが出演。「『残業ゼロ』でも『帰りたくない』という大問題」(読売新聞)を題材に、帰宅恐怖症の問題などについて解説しました。
妻への恐怖心チェック
サッシャ 今日は、「『残業ゼロ』でも『帰りたくない』という大問題」というトピックにフォーカスです。
寺岡 解説してくださるのはNewsPicksの公式コメンテーター「プロピッカー」の横田響子さんです。
横田さんは、リクルートを経てコラボラボを設立。「女性社長.net」など、女性社長を応援する企画に力を注がれています。おはようございます。
横田 おはようございます。
サッシャ はじめに、今回の記事の内容について教えて下さい。
横田 働き方改革で、残業をしない風潮が出てきたんですけれど「家に居場所がない」「帰ったら妻が怖い」という“帰宅恐怖症”が発生しているらしい、という内容です。
「妻への恐怖心 10のチェックポイント」があるんですが、サッシャさん、よろしいですか? YESが多いほど恐怖心があることになります。
サッシャ 分かりました、お願いします(笑)。
横田 「妻は、コントロールしたがる傾向がある」。
サッシャ NOですね。
横田 「妻は、常に自分を正当化しようとする」。
サッシャ NOです。
横田 「妻に、ほめられたり、肯定されたりすることがあまりない」。
サッシャ YESかな(笑)。
横田 「妻から、否定されていると感じることが多い」。
サッシャ これはNOかな。
横田 「妻が正しくて、自分が間違っているような気がする」。
サッシャ う、うーん、NO。
横田 「妻の顔色をうかがったり、ご機嫌とったりしてしまう」。
サッシャ うーん、「もっとご機嫌とれ」と言われるな。NO。
横田 「妻には、ビクビクして何も言えない」。
サッシャ うーん、口が立つのでNOです。
横田 「夕方近くになると憂鬱になる」。
サッシャ NOですね。
横田 「妻が、寝静まった頃に帰ろうとする」。
サッシャ あはは、自動的にその頃に帰る時も多いんですけれど、NOです。
横田 「家のドアを開けるのが恐く感じる」。
サッシャ 最近、ゴキブリが入るんじゃないかと思いますけれど、NOですね(笑)。
寺岡 YESは、一つしかなかったですね。ただ、NOに関しても?マークが付くかなという答え方の項目もありましたけれど(笑)。
サッシャ 公共の電波ですので、お察しいただけると……まあ、そんなこともないんですけれど(笑)。この質問でYESが多い方もいらっしゃるんですね。
横田 そうですね。私が夫に聞いたところ、YESは2個でした。ただ、私から見ると、4個くらいありましたけれど(笑)。
サッシャ あははは。そうすると、働き方改革が進んでも、YESの個数が多い人ばかりだと逆効果ということもありますよね。
横田 正直、過渡期だと思っていまして。日本が完全週休2日制になったのは、いつからか分かりますか?
サッシャ 僕が高校生くらいだから、90年代の頭頃かなあ。
横田 そうなんです。ここ25年くらいのことで、結構最近だと思いませんか。
寺岡 国家公務員の週休2日制は、1992年の5月1日から始まったとのことです。
サッシャ めちゃくちゃ最近ですね。
横田 1980年代から大企業で広がり、定着化し始めたんですけれど、当時も同じような話題があったらしいんです。「休みが2日になって、どうすればいいんだ」と。
サッシャ 「旦那が家でゴロゴロする」みたいなことですね。
余白の時間を組み立て直す
横田 そのため、今回も過渡期なのでいずれなくなっていくと思っています。
ただ、当時と異なる点としては、共働き世帯が増えて、現在では1000万世帯を超えています。そのなかで、統計的には男性の1日当たりの家事労働時間が67分に対して、女性はその7倍となっています。
さらに、日本は世界的に見ても睡眠時間が短くて、OECD(経済協力開発機構)の調査によると、日本女性は世界で一番睡眠時間が短いとされています。
そのため、残業時間が減っても、その余白の時間を家庭の中でどう組み立て直すのかという時期に来ているのだと思います。
サッシャ やっぱり趣味じゃないですかね。子どもの頃から趣味を持ち続けることを、日本では学校教育も含めてしてきていないと思います。
大人になって急に「やることがない」という方が多い気がしています。趣味を持っている人は、充実したプライベートを持っているように思います。
横田 これから家族との時間をどう過ごすのか、自分の趣味をどう開拓するのか、どう余暇を楽しみながら仕事に活かすのかの転換期ですね。
サッシャ 妻が怖かったら、趣味の友達と遊んでから家に帰ればいいわけですしね。
横田 それはそれで、たぶん妻が怒りますね(笑)。
寺岡 ご夫婦の場合は、二人の時間をどうしたらいいんでしょうかね。
横田 結局、疲れる原因は自分のコントロール外のものがたくさんあることです。それをどう取り除くか。
例えばご飯の準備をしているときに、子どもが何かをこぼしてしまうような場合であれば、その時間に夫が子どもを連れて遊んでもらうだけでも、手際よく準備を進められます。
サッシャ 週末の公園のお父さん率はすごく高いですからね。
寺岡 上手に分担してストレスを少なくして過ごすことが良いんですかね。
横田 例えば、夫側に時間が生まれたのであれば、妻にも分ける。余裕のある時間も分け合えればいいのではないかと思います。
サッシャ それで奥さんの負担を減らせば、イライラも少し減り、家に帰っても和やかな空気が流れ、帰りやすくなるということですね。横田さん、ありがとうございました。
横田 ありがとうございました。
※本記事は、放送の内容を再構成しています。
今回のニュースをはじめとした横田さんのコメントは、ぜひ以下からチェックしてみてください。
3日はリクルートマーケティングパートナーズの小宮山利恵子さんが出演予定です。こちらもお楽しみください。

【番組概要】放送局: J-WAVE 81.3FM
番組タイトル: PICK ONE
ナビゲーター: サッシャ、寺岡歩美(sugar me)
放送日時: 毎週月~木曜日11:00~11:20(ワイドプログラム『STEP ONE』内)
番組WEBサイトはこちらをご覧ください