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名古屋市立大学の横山和輝です。

対談でご説明する歴史像を一言でまとめると、こうなります。
__鎌倉・室町時代から昭和初期まで、先人たちは我々よりよほど上手く市場経済を活用していた。
これは、様々な歴史学者の研鑽を経て判明した諸々の史実を、経済学の枠組みでひとまとめにした歴史像です。

何か面白いとお感じになったとすれば、それは先人の経済史研究の成果の賜物です。腑に落ちない点は私の歴史認識もしくは説明力が至らぬゆえのことです。ご笑覧頂ければ幸甚です。第2回は鎌倉・室町時代の市場経済の物語です。
貨幣の進化の、歴史考証 ーー 正直、すごすぎて、まだ理解できない。
でも、むちゃくちゃ、面白い。

中央集権による貨幣による統治体制が、どう崩れていくのか、そして、それがどう新しい統治体制をつくっていくのかを、明確にする試みだけれど、これって、どう現体制を ー 貨幣という抽象概念をつかって ーー ひっくり返すか?というテーマですよね。

読む人が読めば、「政府に気づかれないで、こっそり革命を起こす方法」ということだから、NEWS PICKS読者に、日本3.0の革命を起こせ、ということでしょうか?
今日もとても面白い!分業が進展したこと、作物からどんどん高次の取引になるにつれて、通貨が普及していったといえる。

分業は、そもそも複雑なもの。一人が生産から販売までやるほうが構造はシンプル。それでも一部の人しかもっていない技術、一つのことに特化する効率性がある。そして分業が進むためには、誰が何をできる・何を欲しているという情報の流通、製造・提供したあとに完成した「部分」の流通機能(物流や市場)、そしてその間での価値移転手段は必須要素。
情報・流通機能・価値移転が高度化のために必須で、それぞれが高度化するとできることが増える。情報だったらネット、流通機能だったらいろいろなマーケットができたり宅配便だったり、価値移転だったらカードや電子決済。

そして高度化するのと鶏と卵だが、流通量が増えて、信頼度も上がる。信頼度が上がるから、相手の信頼度を意識しなくて済み、知らない人との取引が増え、経済が活性化される(商圏が「知人以上」に広がる)。例えば「ツケ」は信頼があるからカネを払っていないのに取引が成立する。物々交換を知らない相手とするのは、知らなくて信頼できないからその場で交換する(ツケは成立しない)。モノとカネの交換が成立するのは、カネに信頼性があるから。

ただ、本当に中国銭の普及が仮想通貨とのアナロジーとして成立するかは、個人的には疑問。
上記のように通貨(中国銭)は物々交換以上に取引を進化させるニーズがあった。その時点で信頼も得ていた。だから禁止しても勝手に使われた。
仮想通貨の場合、現実にニーズベースとしては外貨持ち出し・送金の手数料くらいではないだろうか?それは政府規制などへの対処であって、その規制がなくなったり手数料が下がれば相対優位は下がる(そして金融関連の手数料は基本的に下がってきた歴史)。
通貨の普及は上記のようなカネに信頼性がついて経済が活発化する手段として必須という状況があった。仮想通貨(分散的である、など)でないと活発化しない取引について、規制が絡むもの意外を自分はまだイメージできていない。
ビットコインが何かと話題の中で、歴史は繰り返すというのを痛感。
>>中央集権的な政府が貨幣を使わせたのではなく、むしろ「社会が分権的な状態で貨幣が使われる」というのは、とても面白い現象だと思います。
市場の日本史は横山先生の本を読むのが最適ですが、ご本人が「市場の世界史を知る上でおすすめ」と評するのが、『帳簿の世界史』です。私も早速読み始めました。

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社会が分権的になり、それぞれの価値観があれば、社会単位間で経済価値の交換を巡らせるために、貨幣が使われるようになる。コミュニティ毎に経済価値に歪みが生じて、定量換算できて、一定の価値評価の安定性・共通認識ができる市場が形成されることが貨幣流通のポイントですね。
流通の効率性を求めると、交換する財は、ビットコイン仮想通貨に行き着くと思います。さらに市場として、クラウドファンディングや株式市場ができることを、鎌倉時代から予想していたのかもしれませんね
超面白い!最近時代劇界隈では「経済時代劇」が多くなり(今年の大河ドラマもこのアングルが多い)、面白くてはまっているので、こういうお話もっとください。
このシリーズは面白いなぁ。今起こっていることも、過去を見てみれば同じ仕組みのことは大抵起こっていることが分かる。
やはり雇用の流動性が高まりますね。一つの産業が役割終えたら他の成長分野や生産性の高い分野にダイナミックに動くことによりイノベーションが起こる。
"彼らが金属加工の技術を生かして新しい農具や日用品をどんどん開発した。これって、すごいイノベーションだったはずなんです。"
こういう風に学校で歴史を習うことができれば楽しいでしょうね。
この連載について
政治、歴史、遺伝学からAIまで、各学術分野の研究は、ビジネスにも有用な知見を提供する。しかしその最先端では、むしろ「わかっていないこと」の方が多いはずだ。そこで本企画では経営学者・入山章栄氏が、各分野の最先端の研究者と対談。それぞれの学問はいま「どこまで何がわかっていて」「逆に何がわかっていなくて」「ここから何をやろうとしているのか」を議論し、「知のフロンティア」からビジネスパーソンが学ぶべきことをあぶり出していく。