Mt.Gox、ビットコイン消失事件の真犯人が浮上 ギリシャで逮捕の男
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WizSecのKimはビットフライヤーの元契約社員で、ブロックチェーンに精通しており非常に優秀です。彼からブロックチェーンを分析した詳細のレポートが出ています。
http://blog.wizsec.jp/2017/07/comments-on-mark-karpeles-trial.html?m=1
このレポートが真犯人逮捕の切っ掛けとなったのでしょうか?
マーク以外に真犯人がいるというのは、2014年2月のMt.Gox事件以前から囁かれていました。界隈ではマークは騙されているとの噂も多々ありました。中国のマネーロンダリングに関わっていたとさらる取引所は現在サービスを停止しています。
さて、今あるMt.Gox社関連の裁判は2つあります。
1 会社の精算に関する民事裁判
2 マーク個人の刑事裁判(私電磁的記録不正作出・同供用容疑、業務上横領)
1と2は別の裁判です。
1 仮にMt.Gox社の資産がハッキングにあったとして、真犯人からMt.Gox社にビットコインが戻されるとすると、会社は債務超過ではなくなる可能性があります。(すでにビットコインの値上がりによって、債権者には満額配当の可能性があるとも言われています。)
もしハッキングしたコインを取り返したり、値上がりによって被害が回復されると、どうなるのか?残念ながら債権者には円建てで確定した債権額以上には配当されません。残りは株主に配当されます。Tibanneという会社がMt.Gox社の親会社であるので、Tibanneに巨額の資金が配当されるはずです。そしてこれもマークの会社です。マークは一転して大金持ちになる可能性があります。
2 刑事裁判への影響はどうなるのでしょうか?
真犯人が見つかったとしても、検察はマークがデータベースを改竄していない、横領していないとは言えないとの主張が通る可能性が残っているのではないでしょうか?ただ公判に大きな影響を及ぼしそうです。
そして今回の件で、1での配当がさらに遅延する可能性が出てきたのではないでしょうか?
因みに、Mt.Goxの社長のマークのツイッターはこちらです。
https://twitter.com/magicaltux/status/890266603874537473
世界が注目する大事件です。行方に目が離せませんね。初公判中のマウントゴックス事件に新展開です。
老舗取引所BTC-eが4400億円の巨額マネロン・ハッキングに携わり、マウントゴックスはその被害者だった、という図式か。BTC-eは本拠地がブルガリアとされるが拠点はなく、運営者の顔も見えない取引所だった。200億弱の不審なBTCの移動(2017-07-25 06:55:59)も見られる。25日から稼働を停止し、CDNエラー。26日にギリシャで突如逮捕、CNBCやReutersで取り上げられる。
Alexander Vinnikが男の通名。カルプレス被告は初公判でも「横領」を明確に否定した。これからどうなるか。
【当該取引】
https://blockchain.info/address/18f1yugoAJuXcHAbsuRVLQC9TezJ6iVRLp
【全文掲載】マウントゴックス、初公判のカルプレス元社長が罪状認否全文を公開
http://btcnews.jp/56le2rir11728/