フェイスブック最高益更新 スマホ向け動画広告が好調
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下記が説明スライド。LINEと比較して、全地域でMAUが伸びている。地域別には、欧米の伸びが穏やかになっているのに対して、アジア・その他は増加ペースが著しい。Q1→Q2でアジアでは4000万人増、そしてこの数値はFacebookが中国という巨大市場で使えない中で達成している。
LINEがタイ・台湾で強いのは良いことだが、一方でFacebookが個々の言語の固有性がある中でアジアでこれだけ伸びているというのが、改めてすごい。
もう一つ興味深いのは売上が四半期でデコボコあること(Q1は減る)。これは広告モデルなので、特にQ4が年末商戦で伸びるゆえにQ1が減るという特性。ただ、年末商戦で盛り上がるQ4を次のQ2ではちゃんと越えて、Q3も毎年QoQで増加。マネタイズが進んでいる状況がうかがえる。
なお、売上・ユーザーのミックスはLINEと同じで、ユーザー数が少ない欧米のほうが収益では大部分を占める。
http://bit.ly/2uZ3AC1四半期で売上が初の1兆円突破。
その規模で対前年増益率1.7倍は引き続きモンスター級成長。
ただし、各紙報じていますがフィード広告(タイムラインに表示される同社の主力商品)が既に成長が止まっている。これは同社が大きなパラダイム変換期に来ている事を意味します。
よってメッセンジャーへの広告導入など他収益源の育成を急いでいます。
これだけの規模で、これだけの成長をしているにも関わらず、危機感をもって成長維持を志すのは、米国トップ企業の特徴です。日本企業はここが弱い。その違いは説明が大変難しい社会学的な問題ですが明白な違いがある事は事実。これがいつまでたっても米国が経済、イノベーションの世界ヘゲモニーを握り続け、日本はそれを受動的に消費する側に成り下がっている根本原因と思料しています。四半期売上が1兆円を超える規模で年率45%の成長ペースも凄いし、MAUが20億人を突破したのも歴史的なイベント。ワッツアップ・メッセンジャーのMAUが12億人、インスタも7億人を突破して、人類が何かコミュニケーションするときはフェイスブックを通す状態になりつつある。そして、時間外で株価も3.5%上昇している。WSJによるとフェイスブックとグーグルが昨年のデジタル広告の伸びの99%を占めたようだけど、しばらくこの状態が続きそう