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ボーイング、完全自動運転のジェット機を開発へ──でも「ほぼ自動」は、すでに実現している

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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    研究レベルならば,既存の旅客機の離陸から着陸までの完全自動飛行は難しくない.現在のパイロットの作業はほとんどボタンとスイッチ操作.パイロット自らが操縦することは減っています.できないことはない.
    ただし,当然,要求はそのレベルではない.現在,自動飛行が可能なのはノーマルな飛行状態のみ.もし異常事態となると,パイロットは自動飛行を解除して,自らの知識と経験に基づいて操縦を行います.このとき,ワークロードが過多となり,さらに状態が悪化するというのはよくある事故事例.パイロットの経験によらないよう,異常時でも自動操縦を続けられるように,AIの技術も取り入れながら,ロバストあるいはアダプティブな制御システムを構築しないといけない.我々が行ったニューラルネット(AIっぽい)による飛行機の飛行を紹介しましょう.
    https://youtu.be/K12Fm5s6YCA
    問題は1にも2にも安全性.たとえ画期的な制御システムを生み出したとしても,実機に採用することはかなり難しい.ソフトフェアアのソースコード一行一行が審査の対象になるくらいですから,何が起こるか分からない○○学習を実機に導入するのは現状では難しい.実績を積み上げていって変えるしかない.

    オートパイロットへの依存度に関する話があります.パイロットに聞くと国内線の飛行の方が国際線より楽しいと言う.国内線だと離着陸が頻繁にあるから.これも自動で行うことは可能ですが,操縦技量を維持するため,またとっさの異常に備えるため,わざわざ手動操縦することもあるらしい.

    30~50年くらいかかるかもしれないが,確実に飛行機はパイロットレスになります.以前,航空会社の人とそのような話をしたとき,「パイロットは何かあったときの会社側の責任者として乗り続ける」と言っていました.なるほど,そうかもしれない.自動運転車以上の抵抗があるかもしれない.しかし最後は気持ちの問題.まず旅客機よりは貨物機から無人化が始まるでしょう.そうして,実績を積んで人々の不安を和らげていき,人工知能の方が人間パイロットより安全であると認められてから,パイロットレス旅客機の登場となるでしょう.


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