ヤマト運輸、DeNA、LINEが描く「再配達ゼロ」の未来
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”インターネット通販を利用し平日日中にほとんど家にいないような方”向けの再配達を減らす(短期的な)解決方法として、配達先を予め職場や学校に指定する方法がございます。
もちろん、重いものやかさ張るものは向いてませんが、共働き率の高い上海のホワイトカラーは、皆さんそうしてました(以前は、自宅宛てだと紛失リスクが高まるとの理由もあったようですが..)。自動運転をあてこんだ配達の効率化を志向するのはかなりの時期尚早で、かつ無謀だと思います。が、LINEなどの即時性の高い連絡手段にて、配達の日時を決めるのは現実的だと思います。本稿では触れられていませんが、通常の配達には中継点を通します。中継点から最終配達地までを、LINE等(botなどの自動確認を用いる)で確認した上で、最初の配達をするという仕組みにしてしまえば、再配達の確率はかなり低減できそうな気がします。逆に言えば、アマゾンや楽天などの協力を得て、再連絡のルール作りをし、さらには再配達をいずれ「有料」にしてしまうことも検討すればいいと思います。
今の「再配達」とはこうです。一部のユーザー側の都合によって、高品質廉価サービスが成り立たなくなりそうだ、ということです。しわ寄せはすべて、配達会社に押し付けられており、今回のクロネコヤマトのような「ギブアップ」となるのです。それでもアマゾンが自力で配送サービスを完遂すると言うならいいでしょう。あるいは、セブンなどの取置サービスを利用すればポイントがつくなどの手段でもいいと思います。社会全体のムダは必ずなくさなければ、人類の進歩はありえません。「再配達」はどう考えてもその極みですね。取り組んでおられる事業者にエールを送ります。本件でよくAmazonが諸悪の根源と言われますが、彼らはユーザーに利便性をもたらせてるだけでなく、よく見ていると配達開始時などにメールしたり、アプリで通知したりとサービス改善を常に施してますよね。これはふだん使うメッセンジャーなどのレイヤーに頼る前に、物を売ったりその仲介をしたりするメジャープレイヤーのインフラ改善だと思います。