【日本人教授】なぜ、イェール=シンガポール大に魅せられたのか
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留学生とNewsPicksのコラボ連載の第2回。今回は、学生記者の渡邊康成さんがYale-NUSで教える日本人教授2人や大学当局者へのインタビューをベースに、リベラルアーツ教育の魅力を浮かび上がらせます。当事者への取材をしっかりと、かつ、多角的に考えた質の高い記事を送られてきてたときは驚きでした。
大学の話ですが、ビジネスパーソンにとっても、示唆に富む内容ではないでしょうか?
第1回はこちら
「シンガポールがリベラルアーツの名門イェールと組む理由」
https://newspicks.com/news/2379837
明日の第3回は留学生たちがどういった経緯でYale-NUSの門を叩き、リベラルアーツで何を学んだのかにフォーカスを置きます。英語が堪能なエリート?と考えがちですが、意外な姿が浮かび上がりました。明日もお楽しみに。
追記:本記事の著者の渡邊さん、全体のとりまとめてくれた石田さんからのコメントが入りました。お二人ともYale-NUSの現役生で来月から2年生に進級します。渡邊が述べたように日本にもいくつか質の高いリベラルアーツカレッジがあります。これからリベラルアーツを推し進めるにあたって、海外学生からの意見を取り入れたいとのことで、山梨学院国際リベラルアーツ学部(iCLA)に5月に2週間ほど滞在し、授業を受け寮に住んでいました。
そこで、リベラルアーツカレッジの知名度が高くないので学生集めに苦労している印象を受けました。また日本では英語とリベラルアーツが常に結びついています。なので、大学入学前までに、相当な英語力をつけられるプログラムが国際教養学部等を盛り上げる上で欠かせないと感じました。
ただ、課題はあるものの教授陣の質は高く、リベラルアーツカレッジとしてのサポート体制も整っていて驚きを感じました。徐々にこのような課題が改善され、総合大学に加え、リベラルアーツカレッジという選択肢を提示できたら高校生にとってもより良い大学選びができると思います。今回は大学で活躍される二人の日本人教授の方に話を伺いました。学生も教授も、コミュニティとして「学び」に取り組む姿勢を、住んでいて日々感じています。
リベラルアーツが育てると言われる思考力や洞察力は定量化しにくいスキルなので、広く受け入れられるようになるまでは時間がかかるでしょう。特に新設校である限り、自分たちのキャンパス外での振る舞いがそのまま「Yale-NUS生」「リベラルアーツ生」の印象に繋がる、と言われたことがあります。この大きな責任を好機に転じたフィリピンの投資銀行のエピソードに見習い、自分も一つ一つの出会いを一層大切にしたいです。