【SPEEDA総研】見直されるユニフォームを探る
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2016年11月、約40の社員公募で絞り込み、ユナイテッドアローズさんに作って頂いたスカイマークの制服を取り上げて頂きありがとうございます。とてもいい制服になったとみんな喜んでいます。
スティーブ・ジョブズの代名詞とも言えるイッセイミヤケの黒のタートルネックは、ジョブズがソニーの工場を見学した時、従業員のユニフォームを見て、これこそが個人と会社を繋ぐものだと直感して作ったものだそうです。
まあ、個人主義の強いアメリカでは結局その考え方は受け入れられず、Apple社員が全員同じユニフォームという夢は実現しなかった訳ですが、今から見ると意外と面白い着眼点だと思います。
会社を大きくする原動力は、創業期こそ個人の力ですが、ある一定の時期からチームの力になります。
そのチームスピリットを表すのに、ユニフォームというのは実は結構大きな効果がある様にも思うのです。
日本人的にはユニフォームとか制服とかいうと、何か工場だとか軍隊の様に機能性を追求しているだけか、接客業の様に企業イメージを表すだけのように考えがちです。
しかし、共通するチームのスピリットやアイデンティティを表現したユニフォームの活用は、チームを一つにまとめ、団結を強める役割もある様に思うのです。
思えば日本のビジネスマンの背広、Yシャツ、ネクタイ、革靴という一つのユニフォームです。
しかし、そこには何のオリジナリティもなければ、所属する組織のスピリットやアイデンティティの表現もなく、同じ背広を着ていたとしても、チームの連帯感も団結心も生まれません。
だとしたら、いっそうのこと、オリジナルのユニフォームがあったら、その方がはるかにチームスピリットが培われる様な気もするのです。
そう考えてみると、意外とユニフォームというのはまだまだ活用される場面が今後も出てくるのではないかと思いますね。制服復活の動きがこれだけあることは驚きでした。
制服は仕事に対する投資なので、それに見合う効果があることが重要。接客業では顧客に与えるイメージがよくなるとの判断があったのでしょう。
個人的におもしろい企業だと思うのがワークマン。店舗の立地も工場の近隣だけでなく住宅街の中にも多い。検索すると一般ユーザーからの高い評価が続々出てきます。低価格で高品質。作業着でもSPA型が主流になってきているのだと思うと興味深いです。