なぜ、哲学を必要とする時代になったのか? ブームの背景とは
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哲学者・國分功一郎さんのインタビュー記事を起点に、
近ごろの「哲学ブーム」についてお話しさせていただきました。
いま出版界に「プチ哲学ブーム」といえる状況があります。
千葉雅也さんの著書「勉強の哲学」が売れているというのが象徴的なできごとですが、なぜなんだろうと。
話のポイントまとめます。
1、 未来が見えない時代に「哲学」を。
國分功一郎さんいわく「最近、僕の仕事が増えている」と。過去の常識が通用しなくなる転換期や、未来が見えない混乱の時代に、哲学ブームは起きるそうです。
ただ、気をつけなくてはいけないのは「哲学は簡単に答えを出すものではない」ということ。
問題設定→考える→新たな問題が出現→また考える……が哲学。
正解のない時代には、正解への近道を探すだけではなく、「考える」「議論する」が大切なのかもしれない。
2、 発信力が求められる時代に「哲学」を。
たとえば「仕事ができる人の10の習慣」みたいな本に、みなさんうんざりしてるのではないか。いまは「発信力」とか「議論する力」が求められる時代。News Picsもまさにそういう場ですよね。
そんな時代にはライトな自己啓発書よりも、「哲学本」が武器になるのかもしれない。「そもそも〜」とか「〜とは」とか、本質を考えられる人が、この時代に強いのかもしれない。
以上です。
「STEP ONE」初体験でしたが、サッシャさんと寺岡歩美さんのリードのおかげで楽しく話すことができました。ありがとうございました。竹田さん、J WAVE STEP ONEへのご出演ありがとうございました。哲学が必要な時代、考えさせられる時間でした。
スピード感や効率の良さが求められる時代だからこそ、簡単に答えの出ない問いを、繰り返し考える。生きていると答えのない選択をすることの方が多いので、直感が働かないときは哲学してみるのも良いかもしれませんね。