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7.5兆円・25万人規模の、日本の大企業の変革への挑戦です。
パナソニック代表取締役専務でコネクティッドソリューションズ社 社長 樋口泰行さんの1万字インタビューに始まり、パナソニック社長 津賀革命と続き、それからNPプロピッカーとしても有名なビジネスイノベーション本部 副本部長でイノベーション担当 馬場渉さんの1万字インタビュー、その後、新規事業の取り組みやデザインについて、最後はNPでも支持者が多い、社外取締役 冨山和彦さん。これは全社員必読。
3月1日、日本マイクロソフト会長の樋口さんの人事異動が発表になって以来、パナソニックは面白いと言ってくださる方が本当に増えました。SAPチーフイノベーションオフィサー馬場さんの人事は、樋口さんよりも驚かれました。このお二人よりも前に「あの」冨山和彦さんを社外取締役で招きました。
そして、外部人材のヘッドハント・採用だけでなく、オープンイノベーションではテスラへの大胆な投資他、米国SXSWにも出展したGame Changer Catapult、100BANCH、NEO等の新規事業の取り組みも始まっています。
来年2018年に、パナソニックは100周年を迎えます。
まさに、7.5兆円・25万人の日本企業の、変革への挑戦です。
是非ご覧いただき、フィードバックをいただければ幸いです。
僕自身は上司や仲間、卒業生などの同志たちと共に、本業のIoT家電事業の推進と有志活動のOne Panasonicの取り組みを通じて、「A Better Life A Better World」の実現に向けて頑張ります。
◼︎パナソニック、100年目の破壊
【新】パナソニックの焦燥。日本を見てたら「100年企業」は滅びる
【独白1万字】あの“裏切り”から25年、凱旋人事のすべてを語ろう
【3分解説】1兆円赤字からのサバイバル。津賀革命「5つの鍵」
【独占1万字・馬場渉】ハードウェアは「もう古い」と話す、あなたが「古い」
【分析】パナソニックが賭ける「テスラ投資」、その正解と誤解
【保存版】最高の企画をボツにする、ダメな「企画会議」の治し方
【デザイン解説】パナソニックの秘密技術10選
【冨山和彦】パナソニックが「次の100年」を生き残る道
思えば私は週刊ダイヤモンド時代に、「パナソニック最後の賭け」という50ページの特集を一冊担当しました。あの時は、プラズマテレビなど家電メーカーの花型商品をぶち捨てて、B2B事業で生きていくんだという勢いを描いたものでした。
あれから4年。自分が当時書いた記事の答え合わせも兼ねて、創業100年へのカウントダウンが進むパナソニックを取材しました。どうぞ、よろしくおねがいします。
「IBM等は米国勢は毎回広いブースを出しているが、日本勢でこのような立派なブースを出しているのは"The Wow Factory"を出展したソニーとパナソニックくらいではないか。なぜだろう?」当時そう思っていたので、出展に至る経緯など読むのが楽しみ。
まさに老舗大国を作り出す仕組み自体が、日本の仕組みそのものだと言えるのです。
100年企業礼賛論というのも多いのですが、一方で、数世代に及ぶ継続企業を作り続けてきた日本の企業経営が危機に瀕しているということは、日本の国のあり方そのものが大きな端境期を迎えていることかもしれません。
因みに次々とイノベーションを起こしてきた中国のアリババの社是は102年(数えで1世紀)続く企業を作るのことだといいます。
アリババ流のこれからの100年企業と、日本の100年企業とにどのような差があるのか、真剣に問わなければいけない時期に来ているのだろうと思います。
トップからこれだけ大仕掛けで大企業を変えていくのって過去にも日本ではあまり見ない気がします。
IBMをハードからサービスに変えたガースナーのような存在になれるか、楽しみな連載です
あった。
今後は、ベンチャーと、プラットホーマーの
時代である。
中途半端に、丸ごとも言わず、ベンチャー
そしてオープンイノベーションに徹すれば
再びパナソニックの時代が来るかもしれない。
ソニーのOBの方と沢山話をした。
今のIoT の様な事は、ソニーは散々やって来た
だから本当にIoT は立ち上がるのか?
と言う。
ソニーは、ユビキタスの繋がる世界を描いた
かもしれない。しかし、それはソニーしか
繋がらない世界なのである。
ベンチャーの気持ちで、社外ともオープンに
繋ぐ事が大切だと思う。
僕が津賀さんに1対1で最初にインタビューしたのは、社長になる2年前の2010年3月、自動車機器事業部門のトップの時でした。次の社長候補の一人と聞いていたので「どれどれ」と会いに行きました。テーマは自動車のソフト化について。会話しているうちに、「すごく頭切れる人だな、多分、次の社長だろう」と確信しました。
社長になって以降は自分も担当を外れたので1対1で話したことはありませんが、印象として「少し気が短い、少し好き嫌いが激しい」です。良い意味も含めて。
中村元社長時代から松下電工や三洋電機を吸収して「One Panasonic」を打ち出してきましたが、現時点でそれは逆効果になっているように感じます。門真本社を中心とした実の部分でのコーポレート改革が進んでいないからです。以前からパナソニックは「人事」「経営企画」「経理」の3部門の力が強大で、事業部門の活力が生まれない(過度な社長忖度カルチャー)。
樋口部隊は東京に飛び出ます。「GEデジタル」のような企業カルチャーを変えるまでの存在になるには、門真改革も同時にもっともっと突っ込んでやらない限り、何となく外からそれなりの人を連れてきたで終わるでしょう。
津賀さん自身もそれは十分に分かっていると思いますが…。
後藤さんのコメントに関連して…下記に2016年の世界の車載サプライヤーランキングがある。これは電装系だけではないランキング、そこでパナは18位。B2Bシフトの象徴だろう。
https://newspicks.com/news/2339582?ref=user_100438
主にモデル3用に生産される電池「2170」の工場ギガファクトリーにパナソニックは全体の3割程度の2000億円近く出資していると言われており、これはプラズマ(6000億円)に次ぐ規模。
モデル3は既に40万台近い予約があるとはいえ、生産計画は35億kWhと世界のリチウムイオン電池の総量に匹敵するもので、モデル3以外にも供給を伸ばさないと稼働率は上がらない。既に家庭用蓄電池「パワーウォール2」や業務用の「パワーパック2」の販売に力を入れているが、、、。
新型電池2170(直径21mm長さ70mmの円筒型)は、パソコン用とEVではテスラだけに使われている「18650」(直径18mm長さ65.0mm)の増量型で、大容量化とスケールメリット、セルとパックの一貫生産によって、コストを3割減らせると言われている。
このタイプはエネルギー密度が高い一方、ヒートマネージメントが難しく、テスラでは水冷式を採用している。水冷式のシステムも入れると、重量あたりのエネルギー密度は、他社方式と比べてそれ程大きくはならない。
ただでさえ扱いが難しく電池のセル容量を大きくするのは相当な賭けだ。18650という規格も、当時安全性を考慮してギリギリの大きさで設定したものと思われる。カギは冷却系。
マレーシアの製造業の活性化と、マレーシア経済のテイクオフにも大きく寄与した企業。これからどのような戦略を描いているのか、とても気になります。