商売を当てるには“片足滑らせる”ことが重要だ

2017/7/17
本連載では、一橋大学大学院国際企業戦略研究科の楠木建教授が、「戦略ストーリーの達人」たる経営者との対話を通じて「稼ぐ力」の中身を解明する。
今回は、ソフトバンクの人型ロボットPepperの元開発リーダーで、現在はロボット・ベンチャー「GROOVE X」の代表・林要氏が登場する。
第1回:ペッパー元開発リーダーが挑む人の自己実現を助けるロボット
第2回:日本発のロボット産業が世界市場で勝てる理由とは
第3回:人はロボットに何を期待するようになるのか

狙うはAIBOとは違うロボット

楠木 ペットの役割を担う意味では、僕も持っていましたがソニーから発売されたAIBOというロボットがありました。