バークレイズが日本拠点を再構築、人員増強へ-日本株撤退から1年 (2)
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ビジネスの世界では何よりも長期的なコミットメントが重要です。コミットメントとは、事業や取引の継続性のことです。
コミットメントがない会社は、いつまた逃げるか分からない以上、貸し借りの関係を構築できません。そのため、クライアントである会社は、相手方に高収益を与える継続的な取引は行えません(コモディティで低収益のスポット取引は与えられるかもしれない)。
ちなみに、この習慣は日本だけでなく米国でも同じです。例えば元非商業銀行のGSやMSであっても、将来高収益のアドバイザリーや引受の取引が期待される場合には、アップフロントで損失(評価損)を認識するバランスシートを用いた貸付け(Relationship Lending)を行うことがあります。リスクをとって/イニシャルで損失を認識してRelationship Lendingを行うことで、クライアント企業にコミットメントの意思を示し、関係性構築を図ります