【松岡正剛】若手官僚たちよ、今、ともに「日本」を問い直そう
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注目のコメント
松岡先生が集めた皆さんは、とにかく面白かった
僕自身も皆さんの意見にメモが山積みになるくらい鋭い視点の数々
その中で、僕自身も沢山勉強になったんですが、自分もこの壮大なテーマに必死になって頭をつかっているので物凄い視座や視点が変わっていくという非常に貴重な経験をさせて頂きました
正直に言えば、お客さん気分や批評家のようなスタンスで最初臨んでいた面があったのも事実ですが、僕自身は菅原次官や若手の皆さん、そして有識者の方々との議論を通じて持ち前の圧倒的当事者意識を引き出されていったように思いました
官僚の方達のディスカッションペーパーも、非常に鋭い指摘が沢山あって、一つ一つが重たいし、適当にはあしらえない事実ばかり
わかった気になっている方が怖いというか、断ずるのは簡単ですが、当事者であると思えば本当に難しいトレードオフの数々
その中で、こういう論点を世の中に提示した事を、まずは評価したいと僕自身は思っています
というのも途中までは、正直なんとも言えない単なる事実の羅列だったわけで、ここからどう動くか?動かすか?が、次のステップでは重要になってきます
ただ、それは別に若手官僚だけの話ではないと僕は思っていて、我々の問題でもあるわけです
問題を引き受けて、どう動くか?は民間の我々にだってできるはず
むしろ、今回感じた事は、明らかに外側からハックしていく方がスマートだなという事です
既成事実の方が、明らかに国の認識より常に先行するという当たり前の現実を考えれば、我々にできることの方がはるかに大きくて速いかもしれないと思ってます若手官僚を取材すると、「衝撃を受けた」と打ち明けた、松岡氏らとの意見交換会。特に同世代の情報学研究者であるドミニク・チェンさんには大きなインパクトを受けたようでした。
私にとっても、2時間以上にわたり、松岡氏に、質問、疑問、思想をぶつけ合させてもらった思索の機会は、あまりにも貴重な経験でした。国家、官僚、経済だけでなく、カルチャー、音楽にまで話は及びました。
業界の重鎮であるにもかかわらず、周りに集う研究者や経営者が、世代を超えている理由が一旦ながら理解できました。
今回は、特集の趣旨に鑑みて、記事に掲載する内容を、経産省ペーパー関連にしぼりましたが、古今東西の思想家、経営者に及んだインタビューの内容は、機会を捉えて、今後記事化していきたいと思います。
7日間に及ぶ特集をお読み頂き、誠にありがとうございました。松岡正剛氏といえば、「編集工学」ですが、このアナロジカルな思考による様々な事象とレイヤーへの行き来は、松岡氏の著書では読んでいたものの、想像を超えるものでした。
今回投げかけれた「発生に立ち返れ」「コンティンジェンシー」「世界知と個人知の間」は、若手官僚だけでなく、多くの人に思考を開始させる問いかけではないでしょうか。
あまりにも刺激的な取材でした。