安倍官邸の大敗。日本の権力中枢「霞が関」を解放せよ

2017/7/3
都議選を前にした「謀反」
「前川さんがヒーローだとは思わないが、官邸に奢りが出ていたのは間違いないし、あの捨て身の“反撃”が、大きな影響を与えたことだけは事実だろう」(内閣府関係者)
7月2日、投開票があった東京都議選。国政で政権与党を担う自民党は、都議会での議席を大幅に減らし、首都決戦で、歴史的な敗北を喫した。
大敗の一つのきっかけに、文部科学省元事務次官の前川喜平氏の“告発”があったのは、間違いないだろう。
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「首相官邸の関与で、行政が歪められた」
加計学園の獣医学部新設をめぐる問題で、こう繰り返した前川氏は、自民党の政治主導を牽引する「官邸」が、公務員として行政を執行する「官僚」に対し、不公正な圧力を与えていることを印象づけるのに、十分過ぎる役目を果たした。
「正直、前川さんは、告発するんなら現職の時にしろよ、とは思うし、改革姿勢も少し古い。だけど、年々官邸からの影響力が強くなる霞が関には、影で共感する向きも多いのは確かです」