“ビールの安売り規制”の背景と、今後の注目ポイント
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注目のコメント
J-WAVEは初めての出演であり、また生だったため緊張しました。コメントがあちこち弾み、瞬く間に時間は過ぎました。NHKラジオもそうですが、眺めの良いスタジオにいると気分は高揚します。
今月から始まった安売り規制で、一番大きいのは消費者が不在という点です。特に、私のように所得の低い層にとっては、痛手であります。
一方、ビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の消費量は減っていく可能性は高いです。今年も減ると13年連続の減少となります。
単純に少子高齢化の進行、人口減少が原因ではないでしょう。生活者のライフスタイルの変化もあります。大学生が、酒を飲みながら朝まで語り合う、といったことは少なくなっているようです。
また、会社においても、若手を巻き込んでの“飲みニケーション”も減少している。仕事とプライベートとを分ける若手は多いはず。上司が強引に若手を酒にでも誘うなら、”パワハラ”とか“ブラック”とかの誹りを受けるかもです。
ビールなど酒を通してフェイス・ツー・フェイスで行うコミュニケーションは、希薄になっている。むしろ、ラインなどを使うコミュニケーションは好まれているのでは。
と、こんななかでの改正酒税法等による安売り規制ですが、来年4月にはビールの定義が変わり、さらに20年10月から26年10月にかけては、段階的にビール類の酒税が統一されていきます(ビールは下がり、第3のビールは上がっていきます)。
大きな波が押し寄せてくるわけですが、メーカーには価格軸だけではない幅広い価値の提案が、新商品開発などで求められるでしょう。大手スーパーなどは、韓国などで生産しているPB(プライベートブランド)の強化に短期的には走るのでは。ビール類を目玉にした集客がやりにくくなるので、店頭での工夫が必要になります。一連の変化を、どう味方につけるかです。メーカーも流通も。
そして庶民は、懐と健康のため、適量の飲酒を徹底させていく必要に迫られます。まぁ、当面は。永井さん、J WAVE STEP ONEへのご出演ありがとうございました!これからビールが美味しい季節、タイムリーな話題でした。
値上げと聞くと消費者としてはなんとなくビールに手が伸びず、違うものを選んでしまいそう。どんな商品も適正価格を決めるのは難しいかもしれませんが、このままではますますビール離れが進んでしまうのでは?酒屋さんが不当に困っているということであれば守るのに反対はしませんが
他の分野でも時代の変化で個人商店が難しくなっているところはたくさんあるわけで
それだけを理由に守るとなるとちょっとユーザーの方に目が向いてないなと感じます
原価以下で売っちゃいけない
というルールは解せないですね。日本は自由な資本主義経済なのですから…