実は幻想、iPhoneの「日本製部品頼み」
日本経済新聞
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現在サプライヤーとして目立つのは日系企業だとJDIとシャープ、村田製作所、ソニーあたりだろうか。記事にあるオプトレックスはもはや、納入していないし、HGSTも同様だろう。
FPCで言えばZDTの対抗馬として日系でも三社は頑張っている。
難しいのはキャパシティコントロールだろう。どうしてもオーバーヘッドコストが高くなりがちな日本勢はキャパの確保や拡張が容易ではなく、また投資にも慎重。
対する台湾系は投資には比較的前向きだし、キャパを確保してから注文を待つスタイルで日本企業にはあまり真似できない。
また、Appleがコミュニケーションしやすいからキーとなる部分はやはり米国企業を使う傾向にある。日本企業はどうしても各種判断には慎重になりがちだし、担当者やキーマンを定期的にローテーションするので、米国企業に対してのアドバンテージが取りづらい。どこの国の企業も対欧米企業の場合、キーマンはあまり変えないのだが、日本企業は結構あっさりと変えたりする。
こうした差が結局現状を生んでるのだと思う。
あと、今後、iPhoneがOLED化すると日本企業のプレゼンスは相対的に大きく下がる。OLEDでは部材点数そのものが液晶パネルよりも減るし、OLEDは三星と韓国系材料メーカーの存在感も大きい。