(Bloomberg) -- 配車サービスを手掛ける米ウーバー・テクノロジーズのカラニック最高経営責任者(CEO)が辞任した。物議を醸した問題が相次いだ末に辞任に追い込まれた。

同社が21日、CEOが20日に辞任したことを正式に発表した。米紙ニューヨーク・タイムズが21日先に、ベンチマーク・キャピタルなど主要な出資者が辞任を求めたと報じていた。同紙によると、カラニック氏は取締役のポストにはとどまる。

ウーバーは世界で最も価値ある新興企業となったが、性的嫌がらせや規制逃れソフトウエア利用などの疑いが浮上し、新興企業の強引な文化や企業統治上の問題が浮き彫りになっていた。

2009年に同社を設立したカラニック氏は成功の象徴だったが、相次ぐ不祥事を受けて今月に入って休職し、経営委員会に同社の運営を委ねていた。

原題:Uber Chief Travis Kalanick Resigns From Ride-Sharing Startup(抜粋)
Uber CEO Travis Kalanick Quits Under Pressure From Investors (1)

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: アムステルダム 木下晶代 akinoshita2@bloomberg.net.

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