キユーピーがAI導入、1日100万個以上のポテトをさばく「ディープラーニング」の威力
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注目のコメント
AIに関して東大の松尾准教授は、ディープラーニング出現による変化の本質としては、「目を持ったこと」が大きいと発言してます。
(そういう意味では、IoTは手を持ったということでしょうか)
https://newspicks.com/news/2281889/body/?ref=user_2342268
上記の記事でも、「食」の市場が一番潜在性が感じられると松尾さんは言ってますが、本記事のキューピーの取り組みはその一つではないでしょうか。
本事例で最も注目すべき点は、従来の目視で「不良品」をピックアップするやり方から、AIで「良品」をピックアップするやり方に発想の転換をした事だと思います。
AIの技術的な完璧性を時間と金をかけて追及するのでは無く、AIで物量を絞り込んで目視チェックの労力を軽くするという、早期の経済的メリットを取ったということです。
当然、こうした実運用を回せば回すほど、ディープラーニングの精度も実地で上がっていくということです。
賢いAI導入の事例として、見習うべきだと思います。確かに素晴らしいことなのですが、むしろそれまでヒトがロボットのように選別をしていた作業(それはそれで設定値意外のさまざまな検知ができるのだけど)を本来のロボットに置き換えただけでは。
そしてディープラーニングで学んだAIがラインの人件費より下回る金額でより生産性をあげられることに気付いた時、ヒトの役割が社会全体として一気に変化するのではないだろうか。食品メーカーでは食材選定にかなり力を入れます。仕入れ先に条件を伝えた上で、一次チェック・二次チェックを機械&人力でする事も多々。この辺りの工数が減り、更に精度が高まると良いですね。