ロンドンで車がイスラム教徒らに衝突、テロ攻撃の可能性＝メイ首相

［１９日　ロイター］ - 英ロンドン北部のフィンズベリー・パーク・モスク（イスラム教礼拝所）の近くで１９日未明、１台のバンが教徒らの列に突っ込み負傷者が出た事件でメイ首相は、警察はテロ攻撃の可能性がある事件として取り扱うと明らかにした。同日朝、緊急会議を招集する予定。

１人が死亡、１０人が負傷したという。

コメント

注目のコメント

• 池内 恵

  東京大学 先端科学技術研究センター教授（グローバルセキュリティ・宗教分野）

  ・2017年06月19日

  フィンズベリーパーク・モスクは2001年の911事件前後に過激派が巣食っていたことで有名な、ロンドン郊外のモスク。メディアを賑わしたのはアブーハムザ・アル・マスリー。
  
  しかし過激な説教が目にあまり、テロ実行犯を多く輩出したことから、2003年ごろから、何度も当局の摘発が及ぶようになり、過激分子は一掃された。私が2011年の訪問した時はエジプト政府系と思しき国際派の穏健な導師が応対してくれた。現在も過激派の拠点ということはありそうにないが、過去に過激派がらみで有名になったモスクのうち最も有名なものなので、イスラーム過激派を敵視するテロリストがここを狙うというのはありそう。反イスラーム主義のテロもジハード勢力が最近多用する車で突っ込むという手法を流用しているのが興味深い。
• 北山 明親

  Fashion IT

  ・2017年06月19日

  なんでこうなるんだろう。
  一般的なイスラム教徒にはなんも悪くない。
  憎しみから憎しみが生まれる負の連鎖。悲しい。
• Oliveras Kenji Kitajima

  TV TOKYO LONDON Cameraman

  ・2017年06月19日

  近くに住んでいました。以前そこは危ない雰囲気が漂う移民の場所と言われていましたが、ここ数年で劇やアートカフェができたりしてオシャレなエリアになっています。そんな場所でこんな事件が起きるのは本当に残念。
  
  立て続けに起こる事件でイスラム教徒へのメディアの注目が高まっています。ここ最近の取材ではイスラム教徒が積極的に事件現場の近くに行ったりして、水配りや、犯行への批判の声をあげたりしているのを見かけます。