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イーロン・マスク「火星移住は生きている間に可能だと知ってほしい」

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    NASA Jet Propulsion Laboratory 技術者・作家

    もう一つ、皆さんに知ってほしいことがあります。

    火星植民は夢がある反面、重大なリスクを伴うことです。生物汚染のリスクです。地球の病原菌が火星にあるかもしれない生態系を破壊する、あるいは未知の火星の病原菌が地球でパンデミックを引き起こすリスクです。

    同様のことが大航海時代にもありました。ヨーロッパ人が持ち込んだ病原菌でアメリカ原住民の人口が95%減少。また、コロンブスはアメリカから梅毒を持ち帰り、またたく間にヨーロッパから日本まで大流行しました。

    どうすれば生物汚染のリスクを抑えつつ火星植民を実現できるのでしょうか?

    大航海時代にヨーロッパ人が犯した数々の過ちを宇宙で繰り返すことは、人類の「進歩」ではありません。それは、人類が数百年間進歩していないことの証でしかありません。白人入植者と同じ過ちを宇宙大航海時代に繰り返さないために、人類はいかにするべきでしょうか?

    科学と技術だけの問題ではありません。宇宙法の問題でもあり、規制の問題でもあります。いかに開発と保全のバランスを取るかは、宇宙に限らず普遍的なテーマです。

    このテーマについて、汚染を防ぐ技術から宇宙法まで詳しく書いた記事があります。
    https://koyamachuya.com/column/voyage/49191/

    僕は火星植民自体には全く反対ではありません。しかしリスクを顧みない性急な移民は反対です。可能だから突っ走るのではなく、一度立ち止まって考えて見ませんか?

    【追記】渡邉さん、無人探査機は打ち上げ前に200℃で高温殺菌します。人間を200℃で高温殺菌できませんよね。

    【追記2】堀江さん:危険に晒すのが登山者の命だけならば、誰も止める権利はありません。ですが登山者が山の環境を破壊するリスクがあるならば、そうではないでしょう。研究者vs冒険者の話ではありません。挑む対象に対して責任ある冒険者か、無責任な冒険者かの話です。この件については僕も妥協しませんよ。

    【追記3】堀江さん:定量的に話します。宇宙条約由来のルールは「汚染確率1万分の1」。ゼロリスクではない。無人探査機はこれを満たすよう高温殺菌される。無対策で火星植民すれば汚染確率はほぼ1。1万分の1にすることは技術的に可能。移民に突っ走る前に惑星防護技術に十分な投資をするべき。それが僕の主張です。


注目のコメント

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    Interstellar Technologies K.K. Founder

    地球で持続可能な環境を作ることは十分可能だと思うけど、単に冒険という意味では火星への移住はチャレンジしていきたい。研究者のポジショントークがコメント欄では目立ちますが、あくまでもポジショントーク。未踏の雪山に挑んで命を危険に晒す冒険者を止める権利は私達にはありませんよね?それと火星環境の汚染問題に関してもゼロリスクはあり得ません。大航海時代とは比べものにならないくらいの、現時点で出来うる汚染対策をして行くことを否定して、リスクをちょっとだけ減らすことに意味があるでしょうか?と冒険者のポジショントークをしてみます。私はイーロンマスク派です。この点に関しては妥協せずポジショントークで攻めますよ。

    追記:山に登ること自体で既に環境破壊なんですけど登山みんなしてるやん。登山禁止にしろみたいな論理にしか見えない。別に火星だけをそうする理由はないし、さっさと登らせろって話ですよ。ぶっちゃけ慎重派の言うことをいちいち聴いてたら時間がかかって仕方ない。そういう意見はわたしは攻撃しまくりますよ。これからも。


  • NASA Jet Propulsion Laboratory Systems Engineer

    火星移住は生きている間に可能です。なんなら今すぐにでも第一陣の移住は可能です。この計画に専念する十分な人材と無限のお金と超ユルい倫理観があれば、理屈の上では、2020年か2022年のウィンドウで可能です。

    もし突貫で火星移住を目指せば、初期の移住者には事故や病気でガンガン死者が出るでしょう。必要な物資が届かずに餓死するかもしれません。火星の環境もガンガン汚染するでしょう。金もガンガンかかります。

    オランダの団体が片道切符の火星移住者を募集したときに全世界から20万人の応募が集まったので、おそらく移住希望者は足りてます。メイフラワー号のように、宗教的な強い動機を持った人もいるかもしれません。足りないのはお金と倫理観のなさです。

    裏を返せば、お金のなさと倫理観が人類を無謀な火星移住から守っているとも言えますね。

    多惑星種(multi-planet species)になるべき、というのには僕も賛成です。イーロン・マスクの火星移住は特に急いでいるわけではないようですね。それでも常人が考えるよりは早い移住を構想していますが。

    僕は人類の火星移住を見たいですが、人がばたばた死んでまでも急いでやるべきとは思いません。

    ※「火星から太陽までの距離は地球と太陽の距離の倍程度なので」は、誤訳ですね。実際は1.5倍程度です。原文はちゃんと“Mars is about half as far [again] from the sun as Earth is"となっています。[again]が必要です。

    追記:ちなみに僕もイーロン・マスク推しですよ。SpaceXで火星構想を進めているトップの人は僕のMITのラボの先輩なんですが、彼はJPLにも所属を持ち、NASAとともに着陸候補地選定を進めています。イーロン・マスクは冒険者ではありません。メディアが報じる"NASA vs. SpaceX"の構図ばかりを鵜呑みにされませんように。妥協せず情報を集めましょう。


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