【討論】中国のバブル経済はいつ崩壊するのか?
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中国の不動産バブルが崩壊することが何にどのぐらいの影響を与えるのかと言うのは今非常に予想が困難な問題。
社会主義的管理、地方政府のあり方、不動産の購入制限(中国人でもその市の戸籍を持ってないと買えないところが多い)、金融制約、一戸建てではなくマンション(要は土地ではなく建物)など、当時のアメリカと日本とはあまりに違うことが多い。
現在すでに上海ではマンションが売れなくなって来てるので、沿岸部ではピークに達しているのは間違いないが、戸籍の問題もあり、おそらく下落があっても全国同時にはならない。
それとほとんどの場合、一人1つまでしか実質買えなくなっているので、売るにも流通する数はそこまで多くなく、ほとんどは国民の名目資産評価にしか影響を与えない可能性が高い(固定資産税もないので本当にただの数字)。
ただ、一部の地方政府の財政への影響は深刻。
追記:
日常茶飯事に三国志やら春秋時代やらの歴史物語を見ていると「国」という概念を自然に相対化して考えるのではないでしょうか。
時代によっては自分が住む土地がどの国に所属するかが数年で変わっていたのですから。
逆にいうと、信頼とは、結局のところ「不変/普遍」度合いの裏返しなのだと思います。中国はバブル対策に加え、これから迎える「中所得の罠」を抜け出せるかどうか、も鍵になると考えます。
ちなみに中所得の罠とは、経済発展の段階で中所得の段階(1人当たりGDPが1万ドル程度)になると経済が停滞してしまい、先進国入りができなくなるという状態を指します。
新興国であれば低賃金の労働力を活用して経済成長を遂げることができますが、徐々に人件費の上昇と先進国との技術力の差に阻まれるようになり、無策だと競争力を失っていくことになります。