「LIFULL HOME'S」20年間のデータの蓄積が不動産業界を革新する
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デベロッパーではない不動産業だからこそ、できることがあると思います。デベロッパーはどうしたって、開発してなんぼ、建て替えてなんぼの世界。でも、もうこれからの時代に、そのモデルは無理でしょう。
建てる/建て替えるというモデルに拘泥されず、データも握っているLIFULLさんのような存在は、これからの不動産業界の変化の中心地になるような気がします。
誤解を恐れずに言えば、現状は不動産業界のヒエラルキーのトップに財閥系デベがあり、学生からの就職人気もそのヒエラルキーに従う形になっています。
ハードウェアとしてのまちづくりはデベロッパーにしかできませんが、まちづくりはそもそもハードだけではできないし、まちづくりではなく不動産業界に興味があるという学生は、デベ以外の不動産会社を見たほうが面白いと、個人的には強く思っています。個人的に衝撃を受けたのが、LIFULL HOME'S プライスマップ( http://www.homes.co.jp/price-map/ )です。自分の住んでるマンションを検索したときに、でてきた表示より高い家賃を払っていることに気づきました。
そして、たしかに僕が大学に上京してきたときに、一人暮らしの家を探していたのですが、同伴した親類が不動産関連の知識があることがわかると、一気に向こう側の態度が代わってびっくりしたことを覚えています。
不透明性が高い、わかりにくいということは、逆にそこが変われば一気にこれだけ巨大な市場が動くことになる。今後の自分の人生を考える上でも、家にまつわる楽しみが増えることを期待しています!実は1年間だけ住宅情報誌を作ったことがあります。
そのとき、繁忙期には物件が高くなって、隣の部屋との家賃の差が1万円以上(!)なんてこともあり、それこそ藤川さんの言うとおり「(適正価格のわからない)うさんくさい業界だなぁ」と思っていました。
でも、取材をさせていただいて、これから変わっていくのだなと非常にポジティブに不動産業界を見ています。
私自身、引越しが好きで、気軽に引っ越すために賃貸に住み続けているような部分もあるので、こういう変化は大歓迎です。連載はあと2回続きます。投資に興味がある方も、私のような引越し好きも、ぜひご覧ください。