この連載について
政治、歴史、遺伝学からAIまで、各学術分野の研究は、ビジネスにも有用な知見を提供する。しかしその最先端では、むしろ「わかっていないこと」の方が多いはずだ。そこで本企画では経営学者・入山章栄氏が、各分野の最先端の研究者と対談。それぞれの学問はいま「どこまで何がわかっていて」「逆に何がわかっていなくて」「ここから何をやろうとしているのか」を議論し、「知のフロンティア」からビジネスパーソンが学ぶべきことをあぶり出していく。


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遺伝子工学が証明。「人間は何歳でも進化する」
NewsPicks編集部 129Picks
「強いAI」には意識や心がある。「大人のAI」は設計者が仕込んだ知識によって能力を発揮する。
しかし、領域知識を元に設計されたアーキテクチャでは、組み込まれた領域知識の外に出ることは難しい。「大人のAI」を支えているのは「子供のAI」。「子供のAI」は、人間が設計できない「パターン」を「学習」することで人間の知能(=意識感覚レベル)に近づこうとしている。
この意識感覚の統合を目指すのが、AGI(汎用人工知能)でしょうか。
確かに我が家のルンバも物理理論では予想外のところに突き進んでは、止まっている。玄関先で滑落している姿を見ると、物理学ではなく、感覚視野で見ると分かるだろーと毒づいてしまう。(笑)
そのためには、今後意識の研究、意識構造のAGIへの反映、仮説モデルの提示、構造化が必要になると思います。ディープラーニングでどこまで新しい構造モデルを見出せるかが、進歩の鍵でしょうか。