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注目のコメント
入山章栄です。「知のフロンティア」連載シリーズも今回で3シリーズ目。今回は、まさにこれからの技術である「汎用人工知能(AGI)」のフロントランナー、ドワンゴ人工知能研究所の山川宏さんにお話をうかがいました。
山川さんのお話をうかがっていると、AGIは今後の社会に圧倒的な影響を及ぼす可能性もあるためか、「社会はどうあるべきか」「人はどう生きるか」といった、大局的な視点も常に意識されているのだな、と感じました。哲学にもお詳しいです。皆さんの賛否はともかく、特にこの第一回は山川さんの考える世界観をまとめています。山川さんには私の様々な質問に、とても誠実に、楽しく回答いただき、大変盛り上がった対談でした。明日以降はAGIのより具体的な話を伺っていますので、お楽しみに!ここ大事。あくまで多様な問題を一つのAIで解けることが、実世界で働くAIにとって工学的に重要な進歩であるということです。
AGIは、AIの実用性に関わる段階的な技術目標なので、
必ずしも「人と完全に似ている」ことを要求しません。
ですからその目標に「心を持つ」「意識を持つ」という
要素は含まれない
AGI開発は「人のようである」とは別の軸です。
しかし人類と調和するAGIを最速で開発するために、
むしろ「人のようなAGIを目指す」WBAアプローチが適し
ていると考えています。AGI(Artificial general intelligence=汎用人工知能) の実現手段が、EcSIA(Ecosystem of Shared Intelligent Agents=エクシア)構想ということでしょうか。AI各分野の研究者が、他分野も含めて連動して取組を進めることが重要ということでしょう。
しかし、コントローラーがいないと方向性が定まらないのではないでしょうか。
Linuxの開発時のように、自然発生的にリーダーが出てくる世界なのかも知れませんが、 Googleのようなリーダーが牽引しないと構想実現には紆余曲折があるかもしれませんね。