ユニコーン争奪戦。アリババとテンセントが飲み込むアジア

2017/6/14

アジア・ユニコーンの争奪戦

今、アジアで注目されているユニコーン企業(企業評価額10億ドル以上の非公開企業)がアリババとテンセントの傘下へと入りつつある。中国から乗り込んできた2大巨龍が、アジアを舞台に有望なユニコーンの争奪戦を繰り広げているのだ。
特に2015年ごろからは、注目されるディールが増えており、2016年、2017年と大きなトピックが続いている。
また、アジアではソフトバンクもユニコーン投資を活発に行っているが、株式を保有するアリババと共同で投資をしているケースもみられる。
ここからは、アリババとテンセントによるユニコーンへの投資動向のうち、特に重要な事例について、ディール関係者やベンチャーキャピタリストの見解も交えながら取り上げていく(ユニコーン以外でも、両社の投資戦略上で重要な投資となる事例も含む)。