ユニコーン争奪戦。アリババとテンセントが飲み込むアジア
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注目のコメント
取材頂きました。
アジアは「AT戦争」の戦場です。
そしてラジカルな言い方ですが、アジア各国のネット経済圏をめぐりこのAT(アリババテンセント)と米国GAFA(グーグルアップルフェイスブックアマゾン)は植民地化戦争をしています。
GAFAとATの収益性は国民国家の徴税能力すら超えてしまいました。恐らく日本国民の少なからずは国に納める税金よりGAFAに沢山のお金を(企業が納める莫大な広告費という間接的支払含め)貢いでいるでしょう。シンガポールに住む私はネットスーパーRedmartやECのラザダで買い物し日々せっせとアリババに貢いでいます。
この戦争のミクロの実態をこのシリーズに川端さんが見事にまとめておられます。連載第3回はアリババとテンセントのインド・東南アジアでの代表的なM&Aや投資案件について分析しました。特に、2015年から今年にかけては、大きな案件や注目案件が次々と現れました。eコマース、電子決済、ゲーム、プラットフォーム。まるで2頭の巨大な龍が、アジアに生息するユニコーンの争奪戦を繰り広げているかのようです。扉写真はそのイメージ。
今回の記事ではテンセントやロケット・インターネットといった関係企業へや、ベンチャーキャピタリスト(人気ピッカーの蛯原健さん)に対する取材
でのコメントも引用しています。
ソフトバンクがリード投資家で中国2社の双方やどちらかが参加するケースもあり、この3つの巨大プレーヤーがアジアを席巻しています(2社だけでも記事以外の多くの案件があり、ソフトバンクも含めて網羅的な調査をしたくなりました・・・)
アリババとテンセントの投資案件は、アジアだけに限りませんので、世界のベンチャー/スタートアップ投資における重要なプレーヤーとなっていると言えます。
日本語メディアでも案件ごとには報じられますが、その焦点はソフトバンクというケースが多いです。本記事ではアリババとテンセントという視点から、かつ、重要案件の背景を含めて分析したもので、他ではあまりみられない視点で構成しました。ぜひ、お読み下さい。
特集「中国ITジャイアント」のバックナンバーはこちらから。
https://newspicks.com/user/9467
追記:H Hiroyukiさん、ご指摘ありがとうございました。その通りでしたので修正を致しました。今後、十分に気を付けます。連載今日の回は川端記者の貴重なレポート。というのも、アジアでアリババとテンセントがいかに浸透していっているかは、ほとんど体系的に伝えられていないからだ。国内や海外の市場で調達した豊富な資金の使い先を、彼らは必死に探している。国内ではシェアバイクなど新規事業に流れいくし、海外では当然有望企業に食指を伸ばすのだろう。彼らは日本市場にも関心を持っているはずだが、いろいろな噂は耳にするが・・・