この連載について
今、中国のIT系企業が世界を舞台に急成長している。孫正義が見出した起業家ジャック・マーが率いるアリババ、そして、13億人をキャッシュレス生活に導くテンセントは、時価総額で世界トップ10入りを果たした。ファーウエイ、レノボ、シャオミといった多数のユニークな中国IT系企業も勃興し、世界市場で存在感を強める。本連載では、特に注目すべき中国IT企業をピックアップし、その特徴を解き明かし、日本企業や日本人はどう向き合うべきかを考えてゆく。
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この連載の記事一覧
【読書案内】中国IT企業の今を知る、将来を予測する
232Picks
【シャオミ】急失速の3つの理由と、再成長の3つのカギ
166Picks
【米中AI競争】バイドゥが先導。中国AI開発の野望
109Picks
アップルを超す研究費。巨大未上場企業ファーウェイの実態
449Picks
国富の7割を独占。中国経済を牛耳る「破天荒経営者」
216Picks
ユニコーン争奪戦。アリババとテンセントが飲み込むアジア
308Picks
【実態レポート】世界最先端。中国キャッシュレス生活の楽しみ方
551Picks
【スライド解説】アリババ、テンセントを率いる「2人のマー」
533Picks
テンセント、アリババ。中国ITジャイアントの実像と野望
873Picks
ただ、IT業界のように新しく、成長する業界において、それこそが正しい姿。
石橋を叩いて、製造業のような取り組みをしていては、時代を創ることも、時代に乗ることもできなくて当然
中国に視察ツアーなんて行っても、分かるわけなくて、逆に、誤解と偏見だけを持ち帰ることになると思う。
本当に学びたいなら、失敗する覚悟で、ビジネスを本気でやるべき
もっと言うと、住むべき
去年まで中国に住んでいた、所謂「中国通」が、沢山いるけど、1年もあれば中国は大きく変わる
今、実際に生活してることが重要
番外編として、読書案内も同時公開しています。
https://newspicks.com/news/2299546
「日進月歩で変化する新しい中国の状況をしっかりと理解し、相手の強みと弱みを把握したうえで、利益を最大化できるアプローチを選択していくことが日本企業には求められている」
「現実離れしたステレオタイプに縛られて、中国企業をバカにしたり、恐れたりするのではなく、そのリアルな姿を知るべき時が来ているのだ」
という高口さんの提言がますます重く感じられるようになってきています。そして、この寄稿にあるように、いま深圳には、中国のダイナミズムを体感すべく、少なからぬ日本人が集結しつつあるようです。
私自身も、中国の閉鎖的な言論統制や外国人に閉鎖的な諸制度、権威主義的な政治には、頭にくること、面倒くささに嫌になること多々あります。
一方で、だからといって、目の前にこれだけの変化と機会があることを、無視していいわけではないとも強く感じます。少なくも追いつき追い越されたなら、今度はこちらが学ばないといけない状況にはあるのです。
そんなことがこの連載から伝わってくれればと思っています。
連載のバックナンバーはこちらからご覧ください。
https://newspicks.com/user/9467?ref=news-summary_2296500
AI時代の企業の強みは、「いかに良質なデータを大量に、且ついち早く取得し、それを他のビジネスに『転換』できるか」にある。良質なビッグデータを取得できるなら、サービス利用料自体はタダでも、場合によってはこちらから「お金を払っても」良いくらい。
すなわち、「ビッグデータ取得のためのサービス」と「収益化のためのサービス」を分離できることに意味がある。
旧来型の「提供するサービス=全て収益化」に固執すること自体が命取りになる時代。「肉を切らせて骨を立つ」をビジネスでも豪快に実行できる起業家のみが生き残る。
国検索最大手のバイドゥ、EC大手のJDドットコム、スマートフォン製造販売のシャオミという第2グループも含めた投資加速
→IT生態系の構築が進みつつありますね。グランドデザインを描いて投資しているというよりは、投資してから描くという発想でしょうか。
中国式シェアリングエコノミーの過熱
シェアサイクル、モバイルバッテリー、雨傘、バスケットボールなど次々と新たな中国版シェアリングエコノミーのサービスの登場
→中国の思想の影響もあるのか、人以外のものは全てシェアリングできるようになるのでしょうか。物欲所有欲がなくなれば、そうなるのかな(笑)
楽天とバイドゥの連携に限らず苦戦事例は多い。一方で、伊藤忠ーCITICのように新たな資本・業務提携に挑戦している企業も多い。やはり、挑戦は必須ですね。
とすると、少しでも市場・競争を知っておきたい!となり、ニコ技深圳観察会!参加したくなりますね!
中国ビジネスの現場を取材して最も痛感するのは「ノウハウが蓄積されていないこと」。海外ビジネスに関われば“授業料”は必須ですが、高い代価で得た経験が共有されず、金太郎飴のように同じ失敗が繰り返されています。
近年、中国企業の日本進出が盛んになっていますが、彼らは日本→中国の失敗を繰り返すのかどうかに興味を持っています。先日、中国人企業家を取材しましたが、「中国経済界には日本を真摯に学ぶ姿勢があること。人材の流動性が高くノウハウを急速にシェアできること」に違いがあると強調していました。今後を見極める必要があるとはいえ、傾聴に値する言葉ではないでしょうか。