お金を稼ぐには地理を学べ 代ゼミの名物地理講師が説く「経済を地理から学ぶべき」理由
コメント
注目のコメント
歴史と地理って表裏一体なんですね。
歴史好きは大体地理好きだったりします。
だから、前にも書いたのですが、歴史のオススメの勉強法というのは、年表ではなく、歴史地図から入ることなんですね。
例えば本文のモロッコとタコの話。
ここまででも、まあまあトリビアだとは思いますが、地図を見るとモロッコの南に、モロッコが占領する長い海岸線を持つ西サハラという地域があります。
実はモロッコ産タコの主な漁獲地はモロッコ本土ではなく、その南隣、モロッコ占領下の西サハラなのです。
西サハラは元々スペインの植民地でしたが、1975年にスペインが領有権を放棄すると、スペインーモロッコーモーリタニアの秘密協定によりモロッコ軍が進駐し、独立を巡ってポリサリオ解放戦線と長年の紛争となりました。
世界の大勢は独立容認に動いていますが、モロッコはこれを断固拒否。
独立を支持するアメリカやEUは西サハラをモロッコとの貿易協定から除いているため、西サハラ産タコは専ら日本が貿易相手先になっている…なんてことまで分かると、歴史、地理の知識は一気に現代国際政治を理解する上で、大事な素養になってくるわけですね。
地図帳一つで、結構色々な知識のきっかけになるものです。