Walmart、全米でVRトレーニングを開始予定――将来的には店舗への導入も
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米国における店舗の従業員教育はものすごく難しい。特にWalmartなんかは、店舗オペレーションで躓くことも多い。店頭に発売日にきちんと商品が並ばなかったり、倉庫に商品がしまったままだったりすることさえある。店舗のクリーンネスにもばらつきがある。「商品が転がってたら、並べ直しますか?」「ゴミが落ちてたら拾いますか?」「お客様には商品がどこにあるかどう答えますか?」とか、そういうレベルのことをVRでやっていくと米国では効果的だろう。
STRIVR Labsはスタンフォード大学のフットボールチームやNFLのチームの選手の状況判断のトレーニング用のVRソリューションを開発していたその分野では著名なベンチャーですが、こうしてスポーツでの知名度を利用して小売のサービストレーニングに進出していったんですね。スポーツテクノロジーを広告等として、こうしたそれ以外の分野で売り込んでゆくという戦略はSales Forceやマーケティングにかけられる費用の限られているスタートアップにとっては良い戦略かもしれません。
ウォルマートは、おそらくチェーンビジネスにおいて、厳格に人件費の変動費化を推進してきた企業の一つでしょう。1000坪以上ある店舗面積で社員はたった2名。他は非正規です。少数の金持ちと大半の貧乏人で成り立っているビジネスと聞いたことがあります。
ウォルマートには厳格な人時売上基準管理のもと、毎週レビューがあり、人時を完璧にコントロールされているそうです