投資の目的は、学ぶことと自分の好奇心を満たすため。 ー 柴田 陽
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注目のコメント
大学の同級生であり、マッキンゼーの同期であり、TokyoFoundersFundのパートナーでもある天才・柴田陽の珍しいインタビュー。
「自分はエンジェル投資家ではない」と述べていますが、投資先に関与し続けていると、だんだん投資と経営の境目が曖昧に感じるようになります。彼の起業スタイルもとても独特。
以下をさらりと言うあたりが、天才シバヨーたる所以だと思います笑
「起業家の友人を見ても、知れば知るほど十人十色の強みがあるなと感じます。したり顔で「成功する経営者に共通する能力は〜〜だ」と言ってる人が居ますが、これまで納得感のある説明に出会ったことがありません。」
「頑張りによって3〜5倍くらいの差は生まれるかもしれないけど、100倍の差が生まれるとかは起こりえない。僕がやろうと、ザッカーバーグ並みの才能の持ち主がやろうと、ラーメン屋をやったたら、同じマーケットで100倍の違いは生まれないわけです。だから、マーケットを探す方が効率が良いと思うんですよ。」面白かったです!
「事業やビジネスって課題解決じゃないですか。その対価として売上があがるという。つまり、それを因数分解すると、「どの課題を解くか」「どの解決策を選ぶか」の組み合わせでしかない。
今まである既存の課題を、既存の解決策で解決するというのは、もうすでに誰かが挑戦してきているので、どれも上手くいかないんですよね。今存在しないということは、誰かが挑戦したけど上手くいっていないというのが、僕の中での大前提なんです。
だから、例えば「昨日までは無かったけど、今日から課題になった」という課題か、「昨日まで無理だったけど、今日から可能になった解決策」を組み合わせるしかないんですよ。変化の背景要因として分かりやすいのは、技術的なイノベーションや規制緩和だったり、スマホが主流になるというマクロのトレンドだったりと色々あるんですけど、こういう前提条件に変化が起きた結果として、新しい解決策を課題解決に活かせれば、新しい事業のチャンスが出てくるという。何かしら前提条件に変化が起こっているというのは、良い市場選択、良いタイミングと考えているんですよね。」マッキンゼーの知り合いではどちらかというと年下にこんな優秀な奴いるんだと度肝を抜かれる事多かった。この柴田くんもそうだし、柴田くんの同期の朝倉くんもそう。2人とも僕がマッキンゼー辞めてからよく話すようになったけど素晴らしく優秀で、年下でこんなにしっかりしてるからと良い刺激をもらっている