命ある限り、できることを精いっぱいやろう
コメント
注目のコメント
連載を通じ、天野先生はイノベーターズライフというよりクラフトワーカーズライフといった印象を受けました。
ザ・職人。
いち医師としての哲学としては同意です。
救急救命を中心にやっていた頃は、目の前の患者さんと真摯に向き合うことだけを考えていました。
ただ、たとえ命は救えても社会復帰が困難な事例、残された家族が悲しむ事例を多く経験し、そもそも病院に来る前にもっとできることがあるんじゃないかと、産業医の世界に飛び出しました。
今では直接的な治療を行うことは少なくなりましたが、個人対応だけでなく組織や社会にアクションを行うことで少しでも人々の傷病防止や健康保持増進に寄与できればと思い働いています。なかなか効果が見え辛いですけどね。
臨床医、基礎医学医、公衆衛生医、産業医、家庭医、医系技官、最近では起業家も珍しくなくなってきましたが、形は違えど、心ある多くの医師はその奥底に職人魂みたいなもの、「より良い人生を送ってもらいたい」といった基本方針のようなものを持ち合わせているのではないでしょうか。
一方で徹底的なエゴイストとも見て取れ、チームリーダーや組織のトップとしては本田宗一郎がそうだったようにマネジメントの部分を補完する誰かがいるからこそうまく回っているのかもしれません。
素敵な連載を有難うございました。【第21話】21日間にわたってお届けした順天堂医院院長・天野篤氏の半生最終話です。「いよいよ死ぬとなったら、自分はどういう気持ちで息を引き取るのか」と考えた時の天野氏の答えに驚きました。本当に天職なのでしょう。
外科医は、結果がすべて、とのこと。経営に通じます。
「人生いつ終わっても構わない。ただ、命のある限り生き抜いて、自分のやれることを精いっぱいやる。できれば世の中のためになればいい。そうやって人生を全うしたい。やめろと言われても、まだまだ走り続けます。」とのこと、素晴らしいです。