これから百貨店やショッピングセンターが生き残るための方法
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ラジオの生出演は初めてでしたが、とても楽しくお話をさせていただきました。
今回の記事では百貨店の苦境にスポットが当たっていますが、
百貨店からマーケットを奪ったとされるファッションビル、ショッピングセンターも早晩、同じような危機に直面すると考えています。
既に国内において、大型ショッピングセンターの出店余地は限られており、出店攻勢で数字を稼げる時代は終わりました。
不動産デベロッパーとして選択すべき手段は、
①大型ショッピングセンターは「体験」というキーワードに注目して、「時間消費」「体験消費」の空間としての機能を高める
②大型ショッピングセンターの隙間立地に、地域のニーズをしっかり反映した小型の商業施設を出店していく
の2つだと思います。
もともと、ショッピングセンター自体は、「週末の家族が過ごす場所」という時間消費の性格があり、地域における家族の溜まり場という機能を果たしてきた歴史があります。
しかし、買い物という行為自体の価値が下がっていく中で、別の軸を提供しなければ、人は集まらなくなる。
そこで重要になるのが「体験」。特に子供世代の教育に役立つような体験に強いニーズが出てくると思います。ファッションのEC化比率が他と比べて高いのはリスクをとって大成功したZOZOがあったからですよね。先行モデルがあったからこそ、皆が真似できて業界が動いたように見えます。ZOZOが出るまで「着てみなければサイズのフィット感が分からないアパレルはEC化しない、とまで言われてました。そこをZOZOは写真の撮り方など様々な苦労をして切り開きました。
お酒や生鮮食品もAmazonなどが果敢にチャレンジしていますが、まだまだ開拓の余地は大きい。
難しいと言われるフィールドをリスクとって切り開ければブルーオーシャンが広がりますが、ひょっとすると、市場のないただの海かもしれませんし、先行モデルが出て着て真似ればいい状態になると先行者が一気に全てを持っていくかもしれません。どちらの道を選ぶか。光村さん、J WAVE STEP ONEへのご出演ありがとうございました。変化する百貨店、利用する側として、とても興味深かったです。
駅ビルやショッピングモール、さらにオンラインショッピングなど、買い物をする場所や形が変わって来た実感はあります。百貨店は最近特に高級志向なイメージがありますが、基本に立ち戻って家族が週末過ごす場所として考えるのは良いかもしれませんね。昔ながらのデパートって最近見ない気がするな〜。