【吉藤オリィ】「AIは人を癒せるか」を追求して見えた答え
NewsPicks編集部
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注目のコメント
AI導入で先端を走る、ある米国企業の役員に、質問をぶつけてみたところ、その答えに、ショックを受けた。
Q AIで、すべて仕事を管理されるようになると、組織はさすがに荒んでくるのではないですか?
A いやー。そうでもないんです。なにを言っても反応しない人間の上司よりも、AIによるレスポンスのほうが、よほど楽しく仕事が進むのですよ。
愛のない無関心な人よりは、愛を装ったAIのほうが、癒されるという現実もあり。悲しむべきは、無関心が日常になってしまっている、企業の現場である。人工知能を”無いはずの命と呼べるものを作り出す行為”と捉えた場合、既にコンテンツとして成功しているのが演劇や人形劇、アニメ、小説、紙芝居などの世界なんです。舞台においては役者が完全に別人になり、役者本人が死んだわけではないのに我々は命が失われたシーンに涙を流してしまう。それが想像力です。
シナリオの上での知能、知性、命を数千年前もから人は作る事に成功しているのです。人と対話する人工知能に必要なのは”思う”思考力よりも”思わせる”演出力だと思っています。人工知能を用いたコミュニケーションの開発に際して、
技術等のハードからではなく、
「人間と人間のコミュニケーションとは何か」というソフト面から切り込むところが、
吉藤さんらしいですね。
そして行きついた結果、
人間同士のコミュニケーションに勝る人工知能はないとのこと。
やはり人は人と会わなければいけないし、人を癒せるのは人だけであると。
そういった視点からのコミュニケーションツールには大きな可能性がありそうですね。