フェイスブックの10年計画は、“体験の共有”を進化させる
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STEP ONEにてFacebookの10年後,VRとARについてお話をいたしました.
Facebookは,「世の中のディスプレイを駆逐し,VRとARでコンテンツを楽しむシステムを提供する」と発表しています.
具体的には,グラスタイプデバイスで,テレビやカメラのエフェクトコンテンツをいくらでも楽しめるという理解しやすい発表内容でした.
「Facebookが発表した」という所に注目すると,この発表内容に隠された将来像が浮かび上がってきます.
Facebookは,ソーシャルメディアとしては最大手で,過去,”体験の共有”について様々なチャレンジを行ってきました.
文字,写真,動画,ライブ映像,最近では360度動画(facebook 360)が新しいですね.そんなFacebookがVRとARで”体験の共有”をしないわけがない!
VRとARで”体験の共有”をすると,友達がビーチに遊びに行った体験を共有すると友達と同じ視点でビーチを楽しめたり,全世界のFacebookユーザで宇宙飛行士の体験に没入したりできるのです.
VRとARでの”体験の共有”は,視覚と聴覚情報だけでなく身体情報も共有していくことになるでしょう.これをBody Sharingといいます.Body Sharingで,友人が体験したビーチの砂の重さまで追体験するのです.
ただし,1人の体験を複数人で共有するというのは,ヒトのインタフェース,意識と自我が変容していくという危険性もはらんでいます.ヒトとヒトとの境界がなくなる.私は友人であったか,友人が私であったか,わからなくなるかもしれません.
そう考えると,今回のFacebookの発表内容で,VRとARで”体験の共有”を公開できません.
STEP ONEでは,上記全てをお話することは出来なかったのですが,
サッシャさんと寺岡さんの素晴らしいフォローと振りにより,より分かりやすくしていただきました.
楽しかったです.この体験も共有したいですね.人生の障害物を取り除いてくれるコンピュータの力
日頃恵まれていると、この進化のネガティヴな部分ばかり見えてしまいがちですが
様々な事情で大変できないことを他の人と同じように体験できれば夢は広がりますね
あとはルール作りかな?難しいですが…玉城さん、J-WAVE STEP ONEへのご出演ありがとうございました!情報共有の新たな未来、ワクワクしますね。
ただディスプレイがなくなる技術革新だけではなく、情報共有のあり方そのものも次の段階へ来ているのですね。倫理的な課題や社会への影響など色々とクリアすべきところはあるとは思いますが、未来を感じる素晴らしい可能性だと思いました。これからも注目していきたいです!