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就職環境が改善すると、大学入試では文系人気が高まるとどこかで読んだことがあります。
国は理系人材の比率を高めようとしていますが、今年あたりは、文系が激戦だったようです。
何度でも書きますが、このデータは誤解を生むので取り上げるのをやめた方が良いです。97.6%の就職率であれば、大学に行けば就職できるというような誤った認識を生みます。

実際には28年度ベースで、大学卒業者は559,678人。対して就職者は418,095人。進学者や留学等を抜いても、この記事の97.6%などとは整合性の取りようがないわけです。

確かに就職環境が良くなっていることは事実ですが、だからといって、これほどの数字にはならない。データの取り方による現実との差があまりにも大きいにも関わらず、未だに使い続けて誤解を与える意図がわかりません。

追記:
学校基本調査の就職率もメディアは取り上げます。
「大卒の就職率74.7%…23年ぶり高水準」※2016年8月4日、昨年記事です。
http://mainichi.jp/articles/20160805/k00/00m/040/064000c
同じ「大卒の就職率」の見出しで、この20ポイント以上の差をメディアはどのように説明するのでしょうか。
韓国の大学で教員をしていますが、こちらの大学生で卒業時に就職できているのは、実質5割もないんじゃないかというのが実感。韓国人の若者は日本に興味を持っている人が意外と多く、激しい学歴競争社会なので勤勉な人が多い印象。日本の企業のみなさんには韓国人の若者を根こそぎ雇って欲しい。そうすれば、相互理解も進んで両国の関係は将来に向かってどんどん良くなると思う。
よく大卒の就職率改善について、学生数が減ってるから当たり前だろ、という意見があります。しかし実際、日銀短観の新卒採用計画なんか見ますと、明確に採用計画数も増えてますので、就業環境はかなり好転してるといえるでしょう。
これは色々な事情の大学生がいる中、失業率と同じでほぼ実質100%ということだろう。ここをトラックするよりも、中身の改善が大事ですね。マッチングや満足度という意味で。
好景気って、素晴らしいです。就職を希望する学生のほとんどが正社員の仕事にありつけるわけですから。

P.S.
理論的には、100%も可能なのですが、「就職はしたいけれど、数社に落とされて、就活を続ける気力が無くなって、しばらく休んでいる間に卒業してしまった」という学生がいるので、100%になるのは難しいのです。

大学によっては、そういう学生に卒業式で「就職したいのではなく、起業をしたくなったのだろう?」と聞いて、無理矢理イエスと答えさせる所もあるようですが(笑)。

それでも、そもそも卒業式に出てこない学生には、そうした質問さえも出来ないので、100%にはならない、という話があるとか無いとか・・・(笑)。
「今春の大学卒業者(学部)約56万人のうち、就職した人の割合は前年比2.1ポイント増の74.7%で、6年連続上昇したことが文部科学省の学校基本調査(速報値)で分かった。1993年3月の76.2%に迫る23年ぶりの高水準。」(毎日新聞)
http://mainichi.jp/articles/20160805/k00/00m/040/064000c
という記事も紹介されています。
その差は何?という疑問はとにかく、改善していることは事実なのでしょうが、これからの世代は激化する競争社会の中で大変だと思います。大学生の4年間で自分に付加価値を付けるのは容易な事ではないでしょうが、そういう努力をすべきでしょう。社会に放り出されたとき、それを思い知ることになります。でもほとんどの人がそういう意識をもっていないので、頭一つ抜け出すことはそんなに難しいことでもないのです。