この連載について
政治、歴史、遺伝学からAIまで、各学術分野の研究は、ビジネスにも有用な知見を提供する。しかしその最先端では、むしろ「わかっていないこと」の方が多いはずだ。そこで本企画では経営学者・入山章栄氏が、各分野の最先端の研究者と対談。それぞれの学問はいま「どこまで何がわかっていて」「逆に何がわかっていなくて」「ここから何をやろうとしているのか」を議論し、「知のフロンティア」からビジネスパーソンが学ぶべきことをあぶり出していく。


この連載の記事一覧

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江戸の米相場は「ウォール街」に似てる? 世界最先端の市場の実態
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今日の発見は、「遺伝子の働きをコントロールする」という点において、ゲノム編集とエピジェネティクスが表裏一体の関係だということ。さらに、エピジェネティクスは遺伝子そのものに手を加えないので、導入のハードルも格段に低いと。
バイオテクノロジーの進化により、バイオ関連市場は2030年までに世界で300兆円市場になると見込まれています。主にインパクトを与えるのは、医療、農業、そして工業(素材開発含む)。もっともダイナミックな変化が生まれる技術領域の一つです。
"ゲノム編集というのは、遺伝子のいらないところを捨てたり、必要なものを入れたりして遺伝情報を改変する「技術」です。一方、エピジェネティクスは、クロマチン構造を緩めたり縮めたりすることでゲノムを書き換える「理学」と考えればいいでしょう。"
「アリルスルファターゼ遺伝子の解析」が卒論で、研究室ではメチル化も研究されていたので、久しぶりに若かりし頃を思い出しました。
そして、記事中のこちら、興味深く拝見しました。
「iPS細胞ができたとき、バチカンのローマ法王庁は称賛したんですよ。同じ万能細胞でも、ES細胞はつくるために受精卵を壊さなければなりませんから、ヒトの命を奪うというのがカトリックの倫理的解釈」
生き物の設計図となるDNA/遺伝子は本当に面白い。
使わないからといって消しちゃうと後々困る場面も出てくるかもしれないので、モジュールとして残しておいて、必要に応じて読み取りを切り替える。そんなプログラマーあるあるを見た思いでした。
人の遺伝子の9割は不要な一方で保持され続けているというのは、人類が数多の変わりゆく自然を長い歴史の中で進化を遂げながら歩んできた遺産なのだろうと感慨深かったです。