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「生産性の向上」についてがテーマでした。

ITの活用など取り組むべきことは沢山あると思いますが、私の専門は組織人事なので、「もしも私が株式会社日本の人事部長だったら…」という立ち位置でお話させて頂きました。

生放送のラジオ出演は初めてでしたが、サッシャさんをはじめとするスタッフの皆様のおかげで、楽しい時間が過ごせました。

個人的にはよく聴いているブルーノ・マーズからの私たちのコーナーの流れに痺れました(笑)
新橋の駅前路上で新人女子から声をかけられ、名刺交換させて欲しいと言われました。とても暗い気持ちになりました。
退職金や人事制度が挙げられていますので、もう少しここに触れたコメントをしてみます。

退職金制度が日本独自の文化だということは多くの方がご存じかと思います。厳密に言えばたとえば中国にも退職金はあるのですが「数十年後のことなんて信用ならん!いま全部よこせ!」となって、浸透にはほど遠いというのがリアルだそうです。

さてこの退職金制度ですが、一部では人質制度とも呼ばれていて、従業員を辞めさせない人質になっています。

多くの企業では退職金はポイント制を導入されていて、給与額・役職・年数・評価などを複雑に絡めてポイントを蓄積していき、退職金時にはポイントに応じて支給額が算出されます。かつてのようにブラックボックス化されたものから、少しずつ透明度が高くなってきています。

ですが蓋をあけてみると、そもそも日本の人事制度では年を取ればとるほど基本給があがり、役職も同じく上がります。だから退職金ポイントの累積カーブの角度がきつい。若いうちは全然ポイントがたまらず、役職者になるとドンとたまっていく。だから若いうちの転職は退職金全然もらえず、もったいない(薄給で雇われていたことになる)し、だったら最初から給与としてもらった方が生涯年収は高くなる。

逆に、40を過ぎてからそろそろ転職をなどと考えたときにも「あと3年いれば勤続年数ボーナスで退職金が・・・」などと考える。長くいればいるだけメリットがあるという考えが、企業の人事制度の至るところにあるうちは、細々とした修正をしたところで日本全体の流動性は高くならないんですよね。

※追記
石黒さん、そうなんですよね。国が退職金での受け取りを後押ししちゃってます。目下の経済を考えても、渡して使わせる方がよいのに。
サービス業の生産性を向上させるための施策として「流動性を高めること」と「従業員のエンゲージメントを高めること」を挙げていらっしゃいますが、これは麻野さんの所属組織や担当サービスゆえのご回答と理解しています。

生産性向上とはより少ない労務投入量でより大きな収益を生み出すことですが、日本のサービス業においてはサービスに見合った価格付けができていない印象で、こちらの方が直接的で重要な問題ではないかと考えています。

日本企業の従業員のエンゲージメントが低いことは私も問題だとは思いますが、生産性向上のための施策として強調されすぎてしまうと精神主義的な動きになってしまわないかという心配をしてしまいます。

また、「解雇規制の緩和」という言葉はNewsPicksの人たちには受け入れられやすい言葉ではありますが、言葉が独り歩きしている印象が強いです。実際、ここで指摘しようとしているものが「整理解雇」(整理解雇の4要件の緩和?)なのか「普通解雇」(金銭的解決の導入?)なのかはっきりしません。ラジオ番組という非常に短い時間でしょうがない部分もあるかとは思いますが、同じ人事領域の専門家として丁寧・慎重に使っていただきたいと感じています。
離職率が高い、雇用の流動化により、必要な産業に人材を移すのは総論賛成なのですが、臨機応変に対応できる人材が今の企業で育てられるか?がクエスチョンなのですよね。
たしかに、本当に生産性が低い部分もあると思いますが、それだけでは無いと思います。

各社の営業部員が見込み客に100回ずつ勧誘に行く国と、全く行かない国では、業界全体の売上高は変わりません。買いたい客は営業部員が来なければ、自分で買いに行くからです。それなら、営業部員のいる国は生産性が低いのでしょうか?統計的にはそうなりかねませんが・・・

宅配便が翌日届いて、再配達もしてくれる国と、3日に1度しか配達してくれない国があったとして、「労働者1人が何個の宅配便を運ぶか」だけで労働生産性を比べるのは変です!
日本の終身雇用制度が本当に悪いシステムなのかが疑問です。エンゲージメントの度合いが低いのは終身雇用のせいでしょうか?
戦後、日本は終身雇用制度で世界第2位の経済大国までなることができました。そのころからアメリカのシステムを真似するようになりどんどん悪くなったような気がします。
真似をしてしまったら真似た相手を超えることができません。日本独自の考え方で雇用の仕方を考えてみるべきだと思います。
もっとも少子化など状況が変わってきているので今のままではダメなのでしょうが、、、
麻野さんの解説は相変わらず分かりやすいですね。
人材の流動性を高めるべきという意見と、モチベーションを高めていく(そのためにまずはモチベーションを測っていく)という意見両方すごく重要なことだと思います。
麻野さんらしい、わかりやすい説明。
生産性を高めるのには、経営者の新陳代謝も重要
高められない経営者にどんどんアウトしてもらうのも合わせてやらないといけない
この連載について
PICK ONEでは、月曜日から木曜日まで、それぞれ「テクノロジー・サイエンス」「ビジネス」「政治・経済」「キャリア」と、日替わりで4つのテーマを扱い、各分野のプロピッカーらが未来へつながる視点で読み解きます。
株式会社ニューズピックスは、ソーシャル経済ニュース「NewsPicks」を提供する会社。2015年4月に、株式会社ユーザベースより分社化。 ウィキペディア