マクロン、ルペン氏が決選へ=反EUの極右、15年ぶり進出-仏大統領選
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今回のフランス大統領選挙の第一回投票は、パリのシャンゼリゼ通りで銃撃テロが起きた直後に行われた。フランスでのテロは、どうしても首都のパリが狙われることが多い。2015年1月には12人が犠牲になったシャルリー・エブド襲撃事件があり、同年11月にはパリ同時多発テロが起き、130人以上の命が奪われたのだ。パリの人々にとって、テロ対策は差し迫った緊急の課題である。だからこそ、自分たちの問題として真剣に考えるのである。その上で、パリにおける各候補の得票率を見てみよう。
マクロン候補………34.83%
フィヨン候補………26.45%
メランション候補…19.56%
アモン候補…………10.18%
ルペン候補………… 4.99%
実際にテロの脅威にさらされ続け、その対策を本当に現実的な問題として捉える人々は、移民やイスラム教徒を不満の捌け口にしたところで何も解決しないことを知っているのだ。