【宮台真司×東浩紀】「ソーシャル後の世界」に希望はあるか
NewsPicks編集部
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10代を対象にできるビジネスを生み出せる経済は、長期的に繁栄していきます。20年前、さかんに「ゲーム脳」という言葉が使われた。ゲームに熱中しているときの脳波は、痴呆者と同じだったということだ。しかし…、20年たってみれば、ゲームで育った子どもたちが、次々とイノベーションを生み出している。
ゲームの前は、テレビが悪者にされ、ロックが悪者にされ、漫画が悪者にされ、映画が悪者にされ、いまはソーシャルが槍玉にあがりはじめた。
日本の問題は、10代を熱中させられる、子供心をもった大人が少なくなっていることだ。逆にいえば、そういった「子供心をもった大人」が集まるコミュニティ発のサービスをつくると、ブランド化し、その先にスケールが可能になる。
ブランドとスケールは何も矛盾することがない。・インターネットが突然、統制されるのではないか?
・Facebook筆頭に、今のウェブは若者寄りすぎないか?
・スケールよりブランドを大事にすべきでないか?
・飛騨高山の子どものすごさ
などなど、興味深い論点が満載。『ゲンロン0 観光客の哲学』でもその力がいかんなく発揮されていますが、東さんの思想と現実をつなぐ表現力は傑出しています。
今回の特集を通じて感じましたが、抽象的な議論ほど、実はいちばんビジネスや生き方のヒントになります。
今後も、ファクトをベースにした、リアリティに満ちた記事とともに、思考を刺激する抽象的な議論もしっかり取り上げていきたいと思います。「「自分が不幸なのはコイツのせい」と帰属処理するためのツールを与えてくれるんだね、ネットが。」。そう思う。小人閑居して不善をなす。「あるもの探し」という話もイイ。あるものはいっぱいある。