【宮台真司×東浩紀】ソーシャルが私たちから奪ったもの

2017/4/24
インターネットやソーシャルメディアの普及によって、世界はどう変わったのか。われわれの社会は何を得て、何を失ったのか。そして、現状とどう戦うべきなのか。社会学者の宮台真司氏と、思想家でゲンロン代表の東浩紀氏が語る(司会:佐々木紀彦NewsPicks編集長)

LINEがもたらしたもの

──お二人は2010年に刊行した『父として考える』の中で、現代社会を、テクノロジー、家族、教育などさまざま角度から分析しています。それから7年が経ち、東日本大震災、テクノロジーのさらなる進化、トランプ現象などがありました。7年前とくらべて、日本の社会はどう変わりましたか?