ウォルマートの食品値引き、価格競争に拍車
この記事は有料会員限定の記事となります
コメント
注目のコメント
ウォルマート資本の西友もEDLPを強力に推進しております。食品SMでは定期的にプライスコンパリゾンを実施し、価格通用率(主要単品において主要SMと比較して自社がコストリーダーシップを有している率)をモニタリングします。それも西友がほぼ優位に立ちます。
今後の食品SMの潮流としては、NBはEDLP勝負でPBの構成比を高めながらPBで稼いでいくモデルです。これは西友は後塵を拝しているので、少し時代を読み間違えている感は否めません。あれだけ広大なアメリカで安くなんでも買えるとあれば無くてはならない存在として居続けられるとは思うのですが、エブリデイ・ロウ・プライスは色々問題をかかていると言われています。
まず、ウォルマートが特定の地域にできると、その安さと品揃えで周辺の個人商店などの産業を駆逐していきます。ですが、なんだかんだでビジネスなので上手くいかなければ撤退します。そうなると、その地域では何も買えなくなってしまうということがかつてありました。
また、今でこそネットで買えるのでなんとかなるとは思いますが、ネットではアマゾンが幅を利かせていますよね。買い物以上の格安の動画、音楽などの顧客体験価値を提供してくれるアマゾンとの勝負では分が悪いでしょう。
そして、都市部だとアマゾン含めeコマースを使う人々に刺さらない、一方で地方ではビジネスとして成り立つか分からないというジレンマに苛まれているのではないかと考えています。今後さらに厳しくなりそうです。価格競争で勝負していくと今後は厳しくなりそう。Amazonのような付加価値をつける方が良いんだろうと思う。
ただ、口で言うのは簡単だけど実際にやる方としてはかなり大変だろうな。