マスク氏、脳とコンピューターつなぐ新会社の詳細明かす
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注目のコメント
BMI(Brain machine interface) またはBCI(Brain computer interface)は脳外科で最もやりたい領域でした。かつて私がしていた研究も念じるだけで言葉を失った人(がんや神経難病など)の脳波を読み取ることで言葉を再現できるようになれば、というトピックでした。
当時は動く義手、見える義眼など医療側面からアプローチしてましたが、今後どれだけ当たり前にBCIが普及する世の中になるのか、わくわくします。脳からの出力を如何に効率的にするかという観点で追求すればこうなるということでしょうね。思考は脳による判断の後からのこじつけ(postdiction)であるとする数理脳科学の世界からすると恐ろしいアプローチ。
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3万6000ワードに及ぶアーバン氏のブログによると、マスク氏は、「頭の中には多数の概念が存在するが、脳はそれを発話やタイピングといった非常にデータ転送率が低い方法で圧縮しなければならない」と説明した。「言語とはそういうもので、脳は思考や概念の転送に圧縮アルゴリズムを実行している」のだそうだ。
また「脳インターフェースが2つあれば、圧縮されていないそのままの概念のコミュニケーションができる」とし、あるイメージを言葉で説明せずに他者の頭の中へ信号で送れればどれほど楽になるか説明した。イーロン・マスクのおかげで、念じるだけで自動運転車が家まで迎えにきて、ハイパーループの駅まで行ってロケットの発射台まで移動して、火星ロケットに乗り込んでコロニーで暮らせる世界が、ホントに30年くらいで来そう