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クスマノ先生は、今、東京理科大の副学長で、理科大自身の改革に努力されています。私の属するイノベーション研究科は、特に、クスマノ先生の指導のもと、来年から、また大きく発展します。今回、私も含めて、外部からコンサルやアナリストなどが参加したのも、そういう背景です。
クスマノ先生とは、月に1、2回、会議をもってますが、日本語が堪能。
また、先生のストラテジールールズなどの本は非常に参考になります。
もっとも先生が理科大MOTが注力しているのが、アントレプレナーシップであり、その一部の科目を私も担当しております。
われわれは、まさに、イノベーションをどうしたら起こせるのか、を研究し、提案するわけであり、後編?の続き?が、課せられた重くも楽しい使命です。
イノベーションは化学反応のようで、気圧、雰囲気、触媒が鍵で、あり、いろいろ掻き回すことと、お調子者の「もつけ」が大事です。
日本の戦後の焼け野原のあとは、起業家だらけでスタートアップブームでした。その後に米国の西海岸で移民を中心に、数は少なくても狭い地域で高密度にスタートアップ成功者が出たおかげで「隣のあいつがやってるから、自分もできるかも」と、若者による血気盛んなスタートアップブームがおき、今に至ります。

そのスタートアップ効果を目の当たりにした他国、例えばイスラエルなどは国策で起業支援をしてスタートアップ育成・促進し成功してます。日本だけGDPが停滞してるのは、戦後の焼け野原以降はスタートアップによる新陳代謝が広がらなかったからですね。スタートアップが成熟企業になり、そのまま主要産業でのスクラップアンドビルドが起きなかった。

日本人は我慢強く、組織の延命が得意。スクラップアンドビルドには尋常ならざる強さを発揮するのに、そのきっかけのスクラップを自ら選択することは無い。
こうしてみると、300年続いた江戸時代とその後の明治維新が日本の特性を物語っているかのようです。

生命の危機に晒されるまで、すなわちシステムが崩壊するまで、耐え忍び我慢する。でもいざとなれば、火事場のクソ力。
しかし生命の危機になる前に、定常的に一定のクソ力を発揮する人が出て、社会がそのクソ力の邪魔をしない仕組みになっていると、産業に新陳代謝のモーメントがついて、効率的に経済が伸びるわけです。
役割分担とエコシステムですね。

スター資質の人だけが起業をやってるうちは、特別な人による特別な活動に過ぎないですけど、起業の数がキャズムのような、なんらかの閾値を超えると、「自分にも出来るかも!」という想いが出来て、役割としての起業家が増えるのではないかな、と思っています。

ちゃんとやれば平均的リターンは宝くじより良いので、宝くじがあんなに好きな日本人は、起業も出来ないとは思わないんですよね。笑

とにかく大企業の中の「新事業開発部」系のものは高コストで成功確率がスタートアップより低いせいで日本の産業の新陳代謝が停滞してるのは自明なので、スタートアップに新陳代謝をして貰うしかない、というのをそろそろ学校で教え始めた方が良いのではないかとすら思います。(本気で日本の産業をなんとかしたいならば!)
ソフトウエア軽視は、今でも顕著です。日本の最大の問題の1つであることは明らかです。
 それはハードウエアで成功してきた人たちがソフトウエアを理解できず、また過去の成功によって権力・権限を維持しているためです。結果としてハードウエアの既得権を維持する判断が今でも強力に働いています。
 これに人財の流動性の少なさやリーダーのトップダウン力の弱さ(俺のいうこと聞かないと首だと部下にいえない権力基盤の弱さ)が、変革を困難にして、現場維持を後押ししています。
 ソフトウエアで国の予算を取るのは今でも大変困難です。AIブームで多少改善の兆しがありますが、額や比率で見たら、極めて小さい状況が続いています。
”しかし、そうはなりませんでした。
それは、日本企業はソフトウェアや、ネットワーキング、デジタルテクノロジーで後れを取ったためです。”
その通りですが,その理由が知りたいです.日本人の遺伝的な特性なら諦めます.でもそうとは思えない.
戦後が,物が無いために物欲が強かった時代であり,それに大成功したために成功体験から抜けられなかったのでしょうか?

どうすれば現状打破できるのか?後編に期待.
「ソフトウェアがイノベーションのカギを握っていることへの理解の低さ」とありますが、エンジニアの方々と接していると、どうしてもハードウェアとソフトウェア間での序列意識を感じてしまいます。スタンフォードでもわざわざ講演の一トピックとして「なぜ日本人のソフトウェアエンジニアはハードウェアエンジニアよりも地位が低いのか」といったテーマが扱われていました。ウェブエンジニアですら、自分たちの仕事を「ものづくり」と称しますが、それを聞くたびに、「いやいや、『もの』作ってないやん」と感じてしまいます。
自分たちの仕事をわざわざハードウェアエンジニアに例えて「名誉白人」のように振る舞うのではなく、自分たちの言葉で自分たちの仕事をもっと誇るべきだと思うのですが、このあたりは学部の序列意識とも関係して根が深いのでしょうね。
大学院生の頃、クスマノさんの仕事の手伝いをしたことがある。面白いほど暗い人だった。
デジタル、特にソフトウェアに日本企業は負けたと説くクスマノ先生。大学などの起業促進インフラが弱いと説くクスマノ先生。でもポテンシャルは高いというクスマノ先生。
・・・デジタル系起業特区づくりにご協力ください!
「起業が少ないから経済が停滞している」のは、確かでしょう。
一方、「経済が停滞しているから起業が少ない」という事も言えそうな気がします。
経済が元気になり、それが起業を容易にし、それが一層経済を元気にしていく事を期待しましょう。

以下、引用です。
世界のある機関の調査によると、アントレプレナーシップ活動で、日本は、先進国24カ国のうちで最下位となりました。この新企業の欠乏は、間違いなく、日本の30年間にもわたる経済の停滞、もしくは下降につながったのは、疑いようがありません。
日本のソフトウェア企業は標準化やモジュール化が苦手。うちの会社も一度開発した機能の使いまわしやモジュール化を経営陣が言ってるけどうまく行ってない感じ。

標準的なシステムやモジュールをうまく使いこなすにはその中身をいじらないで使うことが一番重要だけど、そのまま使うと組み合わせた部分にギャップが出ちゃう。

日本では品質が一番大事なので、そのギャップを擦り合わせたり、カスタマイズして作り込んだりしちゃうので、結局新規開発と変わらなくなるし、カスタマイズしちゃうのでバージョンアップも遅くなる。
ソフト工場と言い出したのが日立で1969年で他の大手日本企業も追随と。工場という捉え方、ソフトをハードの枠組みで管理し、ソフトの可能性をふうじこめてきたマネジメントのようにも感じます「私は、日本で強いIT企業が育たなかったのは、まず多くの分野で、ソフトウェアがイノベーションのカギを握っていることへの理解の低さにあると…」
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