【新】スクープ量産の背景とは。週刊文春編集長の「仕事の思想」

2017/4/20
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたちが、時代を切り取るテーマについて見解を述べる連載「イノベーターズ・トーク」。
第78回(全3回)は、「週刊文春」編集長の新谷学氏が登場する。
昨年、2016年は「週刊文春イヤー」だった。ベッキー、甘利明大臣、舛添要一都知事(肩書は当時)のスキャンダルや、「ユニクロ潜入一年」といったインパクトのある記事を次々に発表。「文春砲」という異名が浸透するほど、世間を大きく驚かせた。
今春には、初の単著となる『「週刊文春」編集長の仕事術』を刊行。タフな仕事を行うモチベーションや、個性豊かな人員を率いる組織運営術を披露した。
長年、雑誌の現場を渡り歩き、2012年から同誌編集長を務める新谷氏が、これまでのキャリアで蓄積してきた仕事論とはどのようなものか。
今回の取材にあたり、まずはあいさつがてら、「芸能人のスキャンダルは、ジャーナリズムと言えるのか」という問いを投げかけてみた。

どの記事も自信をもって出している