いまになって考える、父親という肉親
NewsPicks編集部
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自分を理由なく愛してくれる人の存在は、何物にも変えがたいですよね。私にとっては、やはり母親でした。
私も母親と充分に話できずに、突然見送ることになってしまいましたが、糸井さんの御尊父は、多分幸せだったと思いますよ。だって糸井さんが幸せなのですから。我が子の幸せ程大事なことはないです。親父は今年89歳ですが、週3回くらい外でテニスをして、市の大会にも最高齢で出ているようです。私と全く正反対のきっちりした性格です。親父のおかげで今日あるのは間違いありません。いつまでも元気でいて欲しいと思います。
小学校の6年生を対象とした「将来なりたい職業」をテーマとした授業に数年間参加したことがあります。私の役割は「起業家・社長」。他にはイラストレーターだったり獣医だったり、調香師だったり、フリーアナウンサーとかがいました。その中で、社長が一番人気ないんですね。なんで？って聞くと、ワイン片手に会議室で偉そうにしてるとか、悪いことしてそうとか、いつも怒鳴ってるとか、なかにはうちのお父さんをいじめるから…とか。最後のは耳を疑いましたが 笑、これってテレビで見た印象そのままなんでしょうね。起業家が育たない国なんて経済発展を望めないので、テレビドラマで子どもに夢を与えてほしいものです。
本文引用
それからテレビドラマに出てくる会社の上司ってのが、ほんとうに嫌なやつらばかりでね。「何々くん、これをやりたまえ」とか「さっさと謝ってこい！」とか、ぜんぶのことば命令形で。不機嫌な顔で、ずっと威張り散らしているんです。
