任天堂「スイッチ」の米販売好調、発売月の同社記録を更新
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2週間前のビックカメラ池袋本店の店頭の抽選でようやく「Nintendo Swich」をゲットしました。
早速、ゼルダをプレイしたのですが、これがすごい。
今作はオープンワールド(行き先もやり方も自由。見えている景色すべて(遥か高い山の上や飛んでいる巨大な龍)に到達可能)が最大の特徴ですが、これまでの欧米のオープンワールド作品(グランセフトオートとか)を研究し、カイゼンし、そこに新たな挑戦を加え、グラフィックより、本質的な「遊び」に拘っている。
同時期に発売されたGuerrilla Games制作のオープンワールドの大作、「Horizon Zero Dawn」も素晴らしい出来だったのですが、ゼルダと比較すると、これまでのオープンワールド作品の延長線上にあり、新たな挑戦が少ない、という印象になってしまいます。
他社が、「リアル」に拘る中(例えば、ハッキングを主要素としたオープンワールド作品とか)、リアルに拘らず遊びの本質を再発明し続ける姿は本当に素晴らしい。古い遊びに拘るのみならず、最新のオープンワールド作品を研究し尽くした上で、本質を追求し、その上をいく(目立たないですが、裏側の物理エンジン(重力等)は欧米のオープンワールド作品より優秀だと思います)。
これまで、「ゼノブレイド(Wii)」か「天地創造(SFC)」が個人的ベストゲームだったのですが、それらを超える可能性もあります。
ものづくり、クリエイティブに関わる方すべてにオススメします。
また、別のアングルとして、天才宮本茂に依存しない制作体制が任天堂に出来て来ているのも素晴らしい。Splatoonもそうですが、今作の旧来のオープンワールドのカイゼンの発想はさすがに宮本茂にはなく、若手クリエイターの貢献だと思います。スイッチは確かにすごいし、ゼルダの伝説も僕としては30年ぶりくらいにゲームを二日間くらい夢中でやってみたけれど、ちょっと異次元のレベルを感じるくらいにすごい。
最近もはや終わったフォーマットだと思われがちだった「映画」やテレビの「連ドラ」でこれまでにないヒットがうまれているし、スマホゲームの時代にあって斜陽だと思われていたスイッチのような「コンソールゲーム機」で過去最高の出足になったりする。
こういうのを見ると結局当たり前だがフォーマットが新しいとか古いとかじゃなく、フォーマットを熟知し、時代性を捉えた物作りをして、それをしっかりと魅力的に伝えることに尽きるよなと。