株指数運用、市場を席巻
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指数運用でも、インデックスの構成銘柄を決める際に、インデックスごとに定めたロジックに沿って選別を行っています。いずれにしても誰かが「選別」をしているという意味では、アクティブ運用の一種と言えなくもないのでは。
となると、日経225の構成銘柄を決める行為には、ものすごい説明責任が伴うことになりますね。
注目のコメント
先日、森金融庁長官が国際セミナーの基調講演でも発言されていましたが、ほんの一握りの例外を除いて日本株投信のアクティブ運用のほとんどがインデックス運用に比べ見過ごせない程度にコスト高であり、またそれでいて運用パフォーマンスが劣後しているものが少なくないわけですから、インデックス運用が選好されるのは致し方ないでしょう。
この点からすれば、本稿のようにインデックス運用に資金が流れていることを問題視するよりも、アクティブ運用がコスト引き下げ、またそれ以上に運用パフォーマンス向上のためにそれこそ有望株の選別機能を果たすように運用をしっかりと行う必要性があると結論づけたほうが説得力があると思います。
ただ、そうはいってもGPIFはともかくとして日銀のETF買入れについては問題があることもたしか。というのは、単日の前場の値動きのみを見て購入するかしないかを決め、延々とこれを繰り返して買い続けていくというのは、いかに金融緩和手段の一つとはいえ、バリュエーション無視で株価形成を歪める弊害があることは否めないでしょう。この点からすると公的機関のインデックス買いについても是正が必要な面があると思います。
「「資産運用ビジネスの新しい動きとそれに向けた戦略」における森金融庁長官基調講演:日本証券アナリスト協会 第8回国際セミナー (金融庁)」
https://newspicks.com/news/2176204世界で最もインデックス運用普及している米国株式でもまだインデックス運用の比率は残高ベースで3割だし、この心配は早いかな。おまけに、インデックス運用の拡大の歪み大きくなれば、ヘッジファンドとか抜け目ない人が鞘を取りに来るから、個人がアクティブ運用したり、アクティブファンド買ったりする意義は小さい
日系論説委員の両氏のご意見に賛同します。インデックス運用の安易な運用への傾斜は資本市場の持つ資本配分機能の喪失に繋がります。ガバナンス欠如の東西正横綱の東芝と日本板硝子も堂々と日経平均に組み込まれています。日銀がせっせと日経平均を通してこのような上場廃止予備軍まで買い溜めしてくれる。日経論説委員殿、欠陥指数である日経225を管理する日経インデックス室の問題点を是非とも論説で取り上げて下さい。無理なお願いでしょうが。