【長島昭久】夢見る「お花畑」はもはや通用しない

2017/4/16
現在の朝鮮半島クライシスの本質とは何か。日本はどう動くべきか。元防衛副大臣で安全保障政策に詳しい、衆議院議員の長島昭久氏に話を聞いた(インタビューは民進党離党表明前日の2017年4月6日に実施した)。
93、94年より何倍も深刻
──今の北朝鮮情勢をどう分析していますか。
1993〜1994年の北朝鮮危機のときよりも、事態が悪化していることは間違いありません。
93、94年には、北朝鮮が本格的に核開発に踏み出すかどうかという瀬戸際でした。あのときも北朝鮮は、米国側から見たレッドラインを越えようとしていました。米国が、空爆をはじめとする軍事行動を起こす態勢はもう整っていて、「あとは大統領の決断」というところまでいったのです。
ですから、あのときに第2次朝鮮戦争が起きてもおかしくなかった。
当時は、ビル・クリントン大統領でしたが、最後に、カーター元大統領が特使として金日成主席と会い、ギリギリのところで戦争を回避しました。
しかし、今回の危機の次元はもう何倍も深刻になっていると思います。それは、単に北朝鮮が核に手を出すというレベルから、それを弾頭化して、ミサイルに載せて、グアム、ハワイぐらいまでは間違いなく届く、場合によっては、米大陸まで届く可能性すら視野に入ってきたからです。