銀座で最大の商業施設「GINZA SIX」公開 松坂屋跡に20日開業

「GINZA SIX」に入るアートとコラボした「蔦谷書店」の新業態(14日、東京都中央区)
「GINZA SIX」に入るアートとコラボした「蔦谷書店」の新業態(14日、東京都中央区)

 大丸松坂屋百貨店を傘下に持つJ・フロントリテイリングと、森ビルなどは14日、松坂屋銀座店跡(東京都中央区)に完成した複合商業施設「GINZA SIX(ギンザ シックス)」を報道陣に公開した。20日に開業する。店舗面積は銀座地区では最大で、海外高級ブランドの旗艦店をはじめ241店が出店。「観世能楽堂」などを設け、日本文化を世界に発信する。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、銀座の街は大きく変わる。

 施設名は銀座6丁目の立地にちなんだ。中央通り、交詢社通り、三原通り、みゆき通りに囲まれた一角に位置する。施設は地下6階、地上13階建て。オフィスも入るが、商業施設部分の面積は約4万7千平方メートルになる。

 世界中から人々が集まる銀座だけに、広告塔となる旗艦店が多く出店するのが特徴だ。中央通りに面した1階に出店するフランスのクリスチャン・ディオールや、イタリアのフェンディなど6つの海外高級ブランドを筆頭に、241のテナントのうち半数以上の121が旗艦店となった。

 日本ブランドからも、シチズン時計が1階に世界初となる旗艦店「シチズンフラッグシップストア東京」をオープン。グループの主要6ブランド約700モデルの腕時計をそろえ、幅広い好みに応える。

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